担当者 | 千代 勇一教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 1単位 [外国語学科 2016年度以前入学] | |
科目ナンバリング | SPA-301 |
本講義は中級文法と日常会話レベルのスペイン語を習得した学生を対象として、高度な翻訳技術を身につけることを目標としています。映画、小説、報道記事、エッセイなど様々なタイプのスペイン語の文章を、単語の意味をつなげて「なんとなく意味がわかる」のではなく、文法知識を踏まえて正確に理解し、正しい日本語の文章に訳す技術を学びます。とくに、アルゼンチンの映画『Un cuento chino』を取り上げ、その解説や登場人物紹介、さらに映画をベースとした小説を扱います。また、ニュース記事、日本紹介のエッセイなど様々な文章の翻訳も行います。
全体の目標としては既習の文法事項を用いて正確な日本語への翻訳ができるようになることですが、とくに以下の項目の達成を目指してください。
(1)辞書を使わずに大意の把握ができる。
(2)正確かつ自然な日本語の翻訳ができる。
(3)ニュース、映画の解説、小説などにふさわしい訳し方ができる。
授業参加(小テストの結果や宿題の履行など):50%
試験:50%
※欠席が規定回数を超えた時点で期末テストを受けることができなくなります。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『Un Cuento Chino』※テキストの購入方法については初回の授業で説明します。 | Noemí Cámara y Cecilia Bembibre | Edinumen社 |
教科書 | そのほかの講読の教材はプリントを配布します。 | ||
参考文献 |
・予習:毎回、翻訳の宿題が指定されます。辞書を使い、必ず次の授業までに自分の力でやってください。わからない部分があっても構いません。その場合は該当する部分に印や疑問点をメモして、どのような点がわからないのかを遠慮なく質問してください。翻訳はノートではなく、ルーズリーフに書くようにしてください。教員の指示により定期的に提出してもらいます。
・復習:間違えた部分の確認を行うほか、役立つ表現、興味のある言い回し、新しく学んだ単語などをスペイン語力の向上のために書き出してください。
・初回の授業でテキストの購入方法と授業の進め方を説明しますので、受講希望者は必ず初回の授業を受けて下さい。初回に出ていない場合は受講ができない可能性があります。
・宿題は必ずやってくること。やっていない場合は授業不参加とみなされます。
・欠席や遅刻をしないようにしてください。複数回の遅刻は欠席と同様の扱いを受けます。
・授業中は私語、居眠りは厳禁です。2回注意された場合は授業への不参加とみなされます。
・携帯電話の操作を禁止します。したがって、時計や辞書は携帯電話以外のものを使うようにしてください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション:授業の進め方、評価方法、予定などの説明。これまでの復習 |
第2回 | 日本の文化・社会の紹介文の翻訳(1) |
第3回 | 日本の文化・社会の紹介文の翻訳(2) |
第4回 | 日本の文化・社会の紹介文の翻訳(3) |
第5回 | 映画「Un cuento chino」のあらすじの翻訳 |
第6回 | 映画「Un cuento chino」の登場人物、文化的背景の翻訳 |
第7回 | 映画「Un cuento chino」の小説の翻訳(1) |
第8回 | 映画「Un cuento chino」の小説の翻訳(2) |
第9回 | 映画「Un cuento chino」の小説の翻訳(3) |
第10回 | 映画「Un cuento chino」の小説の翻訳(4) |
第11回 | 最新の報道記事の翻訳(1)/映画「Un cuento chino」の小説の翻訳(5) |
第12回 | 最新の報道記事の翻訳(2)/映画「Un cuento chino」の小説の翻訳(6) |
第13回 | 最新の報道記事の翻訳(3)/映画「Un cuento chino」の小説の翻訳(7) |
第14回 | 最新の報道記事の翻訳(4)/映画「Un cuento chino」の小説の翻訳(8) |
第15回 | 総括 |