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単位・開講先 | 必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-301 |
アントレプレナーシップとはアントレプレナー(企業家)によって主体的に行われる、新たな事業機会を発見、追求するプロセスです。日本では長期的にも、国際的に見ても、アントレプレナーシップと新事業創出が低迷しています。このため、アントレプレナーシップの促進は日本経済再興の処方箋として多くの期待を集めてきました。
アントレプレナーシップは、必ずしも新規企業の立ち上げのみに限られるものではなく、既存企業の新規事業進出(コーポレート・アントレプレナーシップと呼ばれます)、社会的領域における起業(ソーシャル・アントレプレナーシップ)も含むものです。アントレプレナーシップは起業家個人のキャリア形成意欲を満たすものだけでなく、イノベーションを創出し、人々に新たな雇用を提供することで、経済と社会に確かな貢献を行っています。
本演習ではアントレプレナーシップ、イノベーションと経済について主体的に把握するための知識と考え方を習得します。前期は文献の読み込みを中心に行い、後期はグループ研究の準備に取り掛かります。
① アントレプレナーシップとイノベーションについて経済的な把握ができる
② アントレプレナーシップとイノベーションについて分析の方法論について理解している
③ アントレプレナーシップとイノベーションについて政策的な位置づけを説明できる
④ アントレプレナーシップとイノベーションについて政策的・実務的な論点を整理できる
⑤ アントレプレナーシップとイノベーションについて発表と質疑応答、討論が十分にできる
演習での発表の成果と、質疑応答や討論への参加を考慮して評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 初回に皆の関心を聞き、テキストを選びます。 | ||
参考文献 | 『アントレプレナーシップ入門』、2004年 | D.J.ストーリー(忽那・安田・高橋訳) | 有斐閣 |
参考文献 | 『年収は「住むところ」で決まる―雇用とイノベーションの都市経済学』、2014年 | E. モレッティ(池村千秋訳) | プレジデント社 |
参考文献 | 『<起業>という幻想:アメリカン・ドリームの現実』、2011年 | S.シェーン(谷口功一・中野剛志・柴山桂太訳) | 白水社 |
報告者は、テキストの担当箇所をワードでまとめた資料を作成します。報告者以外の履修者はテキストの該当箇所を一読し、論点を把握する必要があります。
演習は皆で作り上げていくものという考えがあります。各自、自分の発表を担当する責任が生じますが、他のメンバーが発表する回でも建設的なコメントをしてあげましょう。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | アントレプレナーシップの定義 |
第3回 | 企業訪問 |
第4回 | 企業の誕生 |
第5回 | 企業の消滅 |
第6回 | 企業の成長 |
第7回 | 中小企業と雇用 |
第8回 | 中小企業金融 |
第9回 | イノベーション産業の規模と広がり |
第10回 | イノベーション産業の都市への集中 |
第11回 | イノベーション産業の立地の条件 |
第12回 | イノベーション産業と人口移動 |
第13回 | イノベーション産業と地域再生 |
第14回 | 中小企業政策 |
第15回 | 春学期のまとめ |