日本の経済政策Ⅰ
担当者二村 英夫教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングECP-231

授業の概要(ねらい)

 経済政策論は、経済に関して政府が行う政策の総称と捉えられ、金融政策、財政政策、貿易政策などが挙げられます。マクロ経済の基本的な枠組みをベースに経済政策の基礎理論を説明いたします。また、こうした政策は、経済環境、経済制度により政策目的や政策の効果が変化します。こうした点も説明いたします。

授業の到達目標

 マクロ経済の枠組みと経済政策の概要、政策目的、政策効果の基本を理解することを目的とします。

成績評価の方法および基準

 出席状況(25%)、授業中に出す課題(10%)、中間テスト・期末テスト(65%)から総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『国際経済学 理論と政策 上 貿易編(第10版)』P.R.クルーグマン丸善出版
参考文献『マクロ経済学 入門編(第4版)』N.グレゴリー・マンキュー東洋経済新報社

準備学修の内容

 各授業の後の復習を心がけてください。また、日頃から経済のニュース報道に関心を持つようにしてください。

その他履修上の注意事項

 経済政策論Ⅰと経済政策論Ⅱを継続して履修することを原則とします。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 経済政策論とは何か
第3回 世界貿易の概観
第4回 経済の持つ基本的な特徴(貿易の根拠)
第5回 比較生産費説(貿易の利益)
第6回 比較生産費説(まとめ)
第7回 生産と貿易
第8回 貿易政策、輸入関税政策
第9回 保護貿易政策(輸入数量割当て、輸出補助金の効果)
第10回 国民総生産、国民所得勘定
第11回 貨幣とインフレーション
第12回 金融政策の目的と手段
第13回 財政政策の目的と手段
第14回 ケインジアンの交差図を用いた財政政策の効果
第15回 まとめ