担当者 | 浜井 和史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | ESS-102 |
本講義は、日本史全般に関して、最新の研究成果に基づき、時代ごとの特質を明らかにしながら通史的に概説する。特に、時の権力者たちがいかにして統治体制を構築し、民衆を支配していったのかという政治史的展開を中心に解説する。秋期は、江戸時代から戦後までの時期を取り扱う。
・江戸時代から戦後までの基礎的な知識を習得する。
・江戸時代から戦後までの大まかな流れと各時代の特質について理解し、説明できる。
・高校までの教科書的理解を越えて、通説に対して自分の考えをまとめることができる。
平常点(40%)とレポート課題(60%)で評価する。レポート課題は、授業内容をよく理解して書けているかが評価基準の重要なポイントとなる。ネットからのいわゆるコピペ等は不正行為とみなして然るべき処置をとる。平常点は出席の他、提出物等によって評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特に教科書は指定しない。関連文献を適宜授業内で紹介する。 | ||
参考文献 | 『大学でまなぶ日本の歴史』(2016年) | 木村茂光他編 | 吉川弘文館 |
参考文献 | 『大学の日本史』全4巻(2016年) | 佐藤信他編 | 山川出版社 |
参考文献 | 『概論 日本歴史』(2000年) | 佐々木潤之介他編 | 吉川弘文館 |
授業で示された論点について自ら考える姿勢で授業に臨むこと。
歴史は暗記科目ではないが、授業で扱う程度の知識を習得することが大学レベルの歴史的思考力を養ううえで求められる最低限の要件である。したがってノートや配布プリントの見直しなどの復習により知識を定着させる努力を怠らないこと。そのうえで、授業で扱わない社会的・文化的事項などについても参考書などを読んで自ら積極的に知識を補うこと。
普段から日本史関係のテレビ番組や新聞・雑誌記事等に目を通すよう心がけること。
「日本史概説Ⅱ」と「日本史概説Ⅰ」は内容的に連続しているので、あわせて履修することが望ましい。
授業中の私語や携帯・スマホの使用は厳に謹むこと。行為によっては退出を命じることや、以後の受講を認めない場合がある。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス/天下人の統治思想は何か |
第2回 | 江戸時代の諸改革は何を目指したか |
第3回 | 幕末・維新期の中心的政治理念は何か |
第4回 | 明治立憲体制の特質は何か |
第5回 | 日清・日露戦争の特質は何か |
第6回 | 大正デモクラシーは何を目指したか |
第7回 | 「憲政の常道」とは何か |
第8回 | 日本はなぜ国際的に孤立したのか |
第9回 | 「大東亜戦争」とは何か |
第10回 | 日本国憲法は誰が作ったのか |
第11回 | 「吉田ドクトリン」とは何か |
第12回 | 高度経済成長はなぜ起こったのか |
第13回 | 「55年体制」はなぜ崩壊したのか |
第14回 | 果たして「戦後」は終わったか |
第15回 | 秋期授業のまとめ |