担当者 | 田宮 憲教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [自己啓発支援科目(短大)] | |
科目ナンバリング | CAE-206 |
親和力:○ 協働力:◎ 統率力: 感情制御力: 自信創出力:△
行動持続力: 課題発見力:○ 計画立案力: 実践力:◎ 創造力:△
「社会人基礎力養成演習」では、現代の経済・経営に関するホット・イシューを概観し、その中のいくつかのトピックスに関して、資料・文献を読みこなし(input)、そこから得られた知見をプレゼンテーション、レポートという形で表現する(output)能力を養うことを目標とします。
この演習の目的は、まず、大学での学修(特にゼミナール、卒業研究)をスムーズに進めるための基礎能力を習得することにあります。また、社会人になると、プレゼンテーション・ディスカッション・ディベートの日々を経験することになります。そのため、自分の意見の表現方法、相手との議論の作法、そして最終的には、相手を説得する技法を学ぶ必要があります。これらの作法や技法に王道はありませんから、地道にプラクティスを重ねることが重要です。
また、この演習では、ビジネスパーソンに求められるコミュニケーション力を養成するために、TBL(team-based learning)・PBL(problem-based learning)の手法を用いて、チームによる問題解決型の授業運営を行います。
「社会人基礎力養成演習Ⅰ」では、特に、プレゼンテーションに重きをおいて、「資料・文献の読解」、「内容の整理・検討」、「プレゼンテーションの実施」をチーム・ベースで行います。「社会人基礎力養成演習Ⅱ」では、「社会人基礎力養成演習Ⅰ」の内容をさらに発展させて、企業・産業研究、企画立案、ディベート中心に授業を進めます。就職活動の準備のために「企業・産業研究」、「企画立案」の基本について、しっかりと学んでください。
また「ディベート」とは、簡単に言うと、意見対立が予想されるトピックスについて、互いの意見を交換・議論することで、何らかの解決策を導きだすということです。決して、一方的な意見表明ではなく、議論を通じて、互いに有意味な結論を探ることが大切です。社会人にとって、「ディベート」は、必須の能力なので、この演習を通じて研鑽してください。
この演習では、日本経済・国際経済の基本を学び、多くの基礎専門用語・時事用語の意味を理解することを目標とします。また、TBL・PBLの実践により、プレゼンテーション・ディスカッション・ディベートの能力を向上させることを目指します。最終的には、経済・ビジネスの問題に対する自らの受信力・発信力をグレード・アップすることが可能となります。
さらに、プレゼンテーション・ディスカッション・ディベートという一連の作業を通じ、受講生のみなさんは適切なレジュメ・資料作成の方法や相手を論理的に説得するスキルを身につけることができます。また、企業・産業研究、何らかの企画立案を通じて、就職活動の準備ができます。
企業・産業研究、企画立案、ディベート 60%
その準備(授業外学習も含む) 40%
評価は、企業・産業研究、企画立案、ディベートに関する準備レポート・レジュメの提出、ラーニング・ポートフォリオ(学習実践記録)等により判断します。詳細な規準・基準は、オリエンテーション時に説明します。出席が10回未満の場合は、パフォーマンスの成否にかかわらず、不合格とします。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストは特に指定しません。授業時に配布する講義ノート、資料をもとにプレゼンテーション等の準備を進めます。推奨テキスト、参考文献は授業中に適宜紹介します。 | ||
参考文献 |
研究、企画のための資料・原稿の作成、ディベートのための練習など、授業時間外に準備作業を着実にこなしてください。具体的な指示は、各授業で行います。
前期の社会人基礎力養成演習Ⅰを不合格になった学生は、受講できませんので、注意してください。また、第一回目の授業には、必ず出席してください。講義科目ではなく演習科目ですので、履修希望者が多い場合、履修動機書の提出や抽選等の方法によって、人数を制限する可能性があります。その場合、第一回目を欠席した学生は、二回目から授業に参加することができませんので、あらかじめご了承ください。
経済・ビジネスの基本知識を確認しながら、演習を進めますので、受講生は、既に学修した経済・経営関連科目を十分に復習しておいてください。基本知識が不足している受講生も安心して参加できるように、演習中に適宜、参考文献等を紹介します。肝心なことは、自らの学習意欲を高めて、粘り強く課題に取り組む姿勢を持つことです。
企画立案、ディベートに関しては、チーム・ベースでの学習が主体となりますので、協調性を持って、課題に取り組む姿勢が必要です。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(1):授業予定の紹介、授業で扱う経済・ビジネスのトピックスおよびTBL・PBLの説明 |
第2回 | オリエンテーション(2):レジュメ作成、プレゼンテーション・ディスカッション・ディベートの注意点、チーム作業の説明など |
第3回 | 現代経済・ビジネスに関する論点の整理・解説 |
第4回 | 企業・産業研究の基本の説明(1) |
第5回 | 企業・産業研究の基本の説明(2) |
第6回 | 企業・産業研究の準備(1) |
第7回 | 企業・産業研究の準備(2) |
第8回 | 企業・産業研究の成果の報告、提出 |
第9回 | チーム作業における基本事項の説明。チーム作業による企画立案の準備(1) |
第10回 | チーム作業による企画立案の準備(2) |
第11回 | チーム作業による企画立案の準備(3) |
第12回 | チーム作業による企画立案の準備(4) |
第13回 | 各チームによる企画のプレゼンテーション |
第14回 | 企画案に関するディベートの実施 |
第15回 | まとめ |