担当者 | 工藤 則光教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | ESS-105 |
歴史をすでに誰かによって与えられた過去の事実と誤解している人が多いが、歴史は時代・地域によって異なるものであり、そこに住む人々が作り出したものでもある。この講義ではヨーロッパおよび南北アメリカの通史を講義する。具体的には、該当事項について高等学校学習指導要領(地理歴史編)に従って概観した後で、歴史学の研究成果に基づいて教科書には書かれていないが、歴史理解に必要である重要な側面をできるだけ紹介する。
①西洋史について基本的知識を獲得し、それらを説明できる。
②高校世界史BおよびAの西洋史部分について自信をもって教えることができる。
③世の中の動きを歴史的に考えるための視点を獲得する。
小リポート・小テスト40%、期末テスト60%
①小リポートは基本的に授業中のリアクション・ペーパー(原則毎回実施)のことである。
②小テストは履修者数にもよるが、原則毎月実施する。主に教科書から出題する。
③期末テストは定期試験日となることもある。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『最新世界史図説タペストリー 十七訂版』(2019年) | 帝国書院編集部編 | 帝国書院 |
参考文献 | 『世界史との対話 70時間の歴史批評』全3巻(2011~2012年) | 小川幸司 | 地歴社 |
概説書、DVDなど理解を深めることができる教材を紹介するので、事前に読んだり見たりするとよい。また、現在日本や世界で起きていることに関心を持つこと。最低限一日1回はニュースをチェックして動向なりを押さえておくこと。この授業とは直接関係ないかもしれないが、色々な意味で過去と現在はつながっているので、意外な接点に驚くこともあるだろう。
①教科書として使用する『最新世界史図説タペストリー』は高校時代に用いた版でもよい。
②世界史教科書(A・B)を再読すること。
③履修人数によるが、グループワークなどの作業も行うこともある。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス:授業の目的と進め方、評価方法など。 |
第2回 | 序論:「世界史」の新しい動向(特にグローバル・ヒストリー)と高校新課程 |
第3回 | Ⅰ.古代 1.ギリシア 2.ヘレニズム世界 |
第4回 | Ⅰ.古代 3.ローマ |
第5回 | 特論①:古代史に関する近年の歴史学の成果および動向 |
第6回 | Ⅱ.中世 1.西ヨーロッパ世界の成立 |
第7回 | Ⅱ.中世 2.十字軍の時代 |
第8回 | Ⅱ.中世 3.封建社会 |
第9回 | 特論②:ビザンツ帝国および東ヨーロッパ世界 |
第10回 | 特論③:中世史に関する近年の歴史学の成果および動向 |
第11回 | Ⅲ.近世 1.大航海時代 |
第12回 | Ⅲ.近世 2.ルネサンスと宗教改革 |
第13回 | Ⅲ.近世 3.ヨーロッパの主権国家 |
第14回 | 特論④:近世史に関する近年の歴史学の成果および動向 |
第15回 | まとめと期末テスト |