演習Ⅱ
担当者江本 伸哉
単位・開講先必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

春期の「演習Ⅰ」の続きです。秋期は『池上彰のやさしい経済学2 ニュースがわかる』(日本経済新聞出版社)について、各章を2つに分けて、ゼミ生がグループワークによって分担して要点と疑問点を報告してもらった後、私が解説していきます。池上さんは難しい経済・政治・国際・社会問題を分かりやすく解説する第一人者で、日本経済についても、よくご存知です。この本をしっかり読みこなし、ゼミで発表することによって、日本経済の基礎をひととおり理解します。同時に、社会に出てから必ず必要になる読解力、調査能力、プレゼンテーション能力を高めます。今後の各自の研究テーマを探すヒントも提供します。ゼミで感じた疑問、意見、感想、要望などは毎回ミニッツペーパー(MP)に書いて提出してください。次回のゼミで「MP通信」にまとめてお答えします。

授業の到達目標

①教科書2冊を1年かけてじっくり深く読み通す根気を身につける。
②日本経済についての基礎的な知識を理解し、他の人に説明できるようになる。
③教科書の要約(レジュメ)を作成し、疑問点を調べて分かったことをパワーポイントで発表できるようになる。
④自分なりの問題意識をもち、調べたこと、分かったことをレポートの形で論理的ににまとられるようになる。

成績評価の方法および基準

①教科書2冊を1年かけてじっくり、深く読み通す根気を身につける。
②日本経済についての基礎的な知識を理解し、他の人に説明できるようになる。
③教科書の要約(レジュメ)を作成し、疑問点を調べて分かったことをパワーポイントで発表できるようになる。
④自分なりの問題意識をもち、調べたこと、分かったことをレポートの形で論理的ににまとられるようになる。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書池上彰のやさしい経済学2 ニュースがわかる池上彰日本経済新聞出版社
参考文献日本経済入門藤井彰夫日本経済新聞出版社
参考文献一番わかりやすい日本経済入門塚崎公義河出書房新社
参考文献日本経済入門日経ビジネス日経BP社

準備学修の内容

①ゼミが始まる前に教科書をいちど読み通してください。分からないことがあっても構いません。ゼミで質問して下さい。ゼミで毎回提出してもらうミニッツペーパー(MP)に書いてもらっても構いません。
②日本経済は生き物です。そのリアルな動きをつかむために、『日本経済新聞』(紙の新聞でも電子版でも構いません)を毎日読む習慣をつけることを強くお勧めします。スマホでも図書館でも読めます。

その他履修上の注意事項

①ゼミは毎回出席が原則です。出席が3分の2(10回)未満の場合は単位を与えられません。
②公欠の場合は1か月以内に届けを出しましょう。
③私語、授業に無関係なスマホ操作は禁止です。

授業内容

授業内容
第1回夏休みの宿題(教科書1の第7章後半の「感想文」)の発表
第2回教科書第1章「インフレとデフレーー合成の誤謬」前半(P7~33)
第3回教科書第1章「インフレとデフレーー合成の誤謬」後半(P34~56)
第4回教科書第2章「政府か日銀かーー財政政策と金融政策」前半(P57~77)
第5回教科書第2章「政府か日銀かーー財政政策と金融政策」後半(P78~92)
第6回教科書第3章「バブルへGO!――なぜバブルが生まれ、はじけたか?」前半(P93~119)
第7回教科書第3章「バブルへGO!――なぜバブルが生まれ、はじけたか?」後半(P119~136)
第8回教科書第4章「円高と産業空洞化ーー日本に残るか海外に出るか」前半(P137~161)
第9回教科書第4章「円高と産業空洞化ーー日本に残るか海外に出るか」後半(P162~186)
第10回教科書第5章「円高と産業空洞化ーー日本に残るか海外に出るか」前半(P187~210)
第11回教科書第5章「円高と産業空洞化ーー日本に残るか海外に出るか」後半(P210~232)
=期末レポート出題
第12回教科書第6章「リーマン・ショックとは何だったのか?」前半(P233~257)
第13回教科書第6章「リーマン・ショックとは何だったのか?」後半(P257~280)
第14回教科書第7章「日本はどうして豊かになれたのか?ーー戦後日本経済史」前半(P281~302)
第15回教科書第7章「日本はどうして豊かになれたのか?ーー戦後日本経済史」後半(P302~322)
=期末レポート提出締切