担当者 | 金 振晩教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [観光経営学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
本講義は、共通の研究テーマを「観光経営に関する諸問題」とし、旅行業、宿泊業、飲食業など各種観光事業の経営、さらに観光地全体を1つの経営体ととらえる「観光経営」に関心を寄せる学生を対象とする(但し、企業経営に興味があるのであれば、その対象は観光関連企業に限らない)。
具体的な内容は、教員の指導のもとに、研究テーマ及び研究対象を決めて、図書館での文献研究とインターネット情報検索を活用し、研究レポートを作成することである。研究レポートの作成においては、個人研究でも共同研究でも構わない。但し、共同研究に参加するメンバーの役割分担をはっきりさせることを条件とする。研究レポートの作成に向けて、数回のディスカッション及びプレゼンテーションを行う。
なお、受講者と協議しながら、夏季休暇中の9月中旬、ゼミ合宿を行う予定であるが、合宿の場所や課題は協議によって決める。
■研究テーマの例
①ホテル産業におけるサービス品質向上に関する研究
②バズマーケティングの有効性に関する研究
③ファシリティマネジメントの手法と事例研究
④日本におけるインバウンド観光の推進と課題
本講義では、個人、またはグループごとに自主研究を行い、3年次末までに研究レポートを完成させ、4年次では研究活動を深化させて卒業論文に結実させることを期待する。
具体的な到達目標は下記の通りである。
①自主的な研究テーマの設定の仕方が理解できる
②文献資料の探し方や研究計画の立て方が理解できる
③自主研究内容をまとめて発表することができる
④建設的な批判を踏まえながら活発なディスカッションができる
評価は、平常点が50%、各学期最低2回の発表の出来栄えが30%、質疑応答への参加が20%の配分によって総合的に評価する。質疑応答に積極的に参加することを参加者の最も重要な役割とし、担当者や他の参加者の発表を聞くだけでまったく発言しない場合は、他の項目が満点でもC評価とする。出席しても、私語によって授業を妨害する学生の単位は認定しない。私語に対しては厳しく対処するので十分注意してほしい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 下記の4冊の参考書を用いる。これらの参考書の内容がこの演習の基礎知識となるので、各自自主的に学習すること。特に、できれば③は所持した方が望ましい。 | ||
参考文献 | ①『90分でコツがわかる!論文&レポートの書き方』 | 泉忠著 | 青春出版社 |
参考文献 | ②『論文の書き方』 | 澤田 昭夫 著 | 講談社学術文庫 |
参考文献 | ③『ゼミナール経営学入門第3版』 | 伊丹 敬之・加護野 忠男 著 | 日本経済新聞社 |
参考文献 | ④『マーケティング原理第9版』 | フィリップ・コトラー 著、和田充夫監訳 | ダイヤモンド社 |
前回の発表、及びディスカッションでの討議内容を踏まえて、研究レポートの作成のための資料を用意すること。
演習に参加することによって大学生活をより充実したものにできればと希望している。同時に、パワーポイントの使い方、SWOT分析、KJ法、PDCAのサイクルを回すといった、卒業後必須の知識、技能、経験を身に付ける機会となるよう心掛けてほしい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション-夏休み中の研究報告① 授業は、最初に自主的な研究のテーマ設定、文献資料の探し方、研究計画の立て方等を学習した上で、その後は各自が選んだテーマに沿って発表を繰り返してもらう。 |
第2回 | 夏休み中の研究報告② |
第3回 | 夏休み中の研究報告③ |
第4回 | 演習参加者による研究発表① |
第5回 | 演習参加者による研究発表② |
第6回 | 演習参加者による研究発表③ |
第7回 | 演習参加者による研究発表④ |
第8回 | 演習参加者による研究発表⑤ |
第9回 | 演習参加者による研究発表⑥ |
第10回 | 演習参加者による研究発表⑦ |
第11回 | 演習参加者による研究発表⑧ |
第12回 | 演習参加者による研究発表⑨ |
第13回 | 演習参加者による研究発表⑩ |
第14回 | 演習参加者による研究発表⑪ |
第15回 | 後期のまとめ |