法律学演習Ⅲ
担当者渡邊 啓貴教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [法律学科 2017年度以前]
科目ナンバリングSEM-401

授業の概要(ねらい)

 冷戦終結後の世界は当初の予定と異なり、紛争が多発した不安定な時代となった。発展途上国や宗教・民族対立の激しい地域ばかりではなく、本来国際秩序の維持国であるはずのアメリカやヨーロッパでもトランプ政権、イギリスのEU離脱、ポピュリズムなど不安定要因は一層多くなり、グローバル化の中で世界の動揺は加速している。この演習は、国際関係論の教科書や基礎文献を読みながら、理論・歴史的視角から今日の国際政治の理解の仕方を学ぶ。共通知識として日本外交についても学習する。

授業の到達目標

国際関係論の基礎文献を読了し、国際社会の現実を理解するための基本的な考え方を学習する。またいくつかのテーマについてグループを作って共同で学習・発表することによって、レポートの作成・発表の能力を養う。

成績評価の方法および基準

出席状況、討論への参加、レポートの作成と発表に基づいて総合的に評価する。毎回の出席は最低限の義務である。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『国際紛争--理論と歴史』ジョゼフ・ナイ有斐閣
教科書『国際政治とは何か』中西寛中央公論新書
教科書『戦後日本外交史』五百旗頭真有斐閣
参考文献大矢根聡編『日本の国際関係』勁草書房
参考文献中嶋嶺雄『国際関係論』中央公論新書

準備学修の内容

各回の報告者は、テキストの内容紹介・討論の論点、課題についてレジュメを準備してプレゼンテーションする。担当者以外の学生は、テキストの該当箇所を読み、予め質問や意見をまとめておくこと。

その他履修上の注意事項

毎回の出席と予習をきちんとすること。

授業内容

授業内容
第1回導入:演習の課題、文献紹介、報告の仕方の指導
第2回ジョゼフ・ナイ『国際紛争--理論と歴史』有斐閣の輪読、報告・討論
第3回同上
第4回同上
第5回同上
第6回同上
第7回中西寛『国際政治とは何か』中央公論新書の輪読、報告・討論
第8回同上
第9回同上
第10回同上
第11回五百旗頭真『戦後日本外交史』の輪読・報告・討論
第12回同上
第13回同上
第14回同上
第15回同上