イギリス文化論Ⅰ
担当者加藤 恵美教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)]
科目ナンバリングEUS-103

授業の概要(ねらい)

 この授業は、イギリス文化を「多文化的なイギリス文化」として理解することを助ける。その方法として、私たちが「文化」という言葉を聞いて真っ先に思い浮かべがちな「芸術」としての文化ではなく、人びとの日常生活の「特徴」としての文化に注目する。より具体的には、下記教科書の講読とグループ・ディスカッションなどを通じて、イギリスの人びとがどのような文化を用いて日常を生きているのか、また、彼らはなぜそのような文化を用いて生きるに至ったのかについて多面的・多角的に探究し、イギリス文化の豊かさを考察する。

授業の到達目標

(1) イギリスの歴史、社会、文化についての基本的な知識を身につける
(2) イギリスへの興味・関心を高める
(3) イギリスについて自主的に学ぶ力をつける

成績評価の方法および基準

定期試験(80%)、毎回の授業の最後に提出する小レポート(20%)

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『イギリス文化史』井野瀬 久美惠編昭和堂、2010年
参考文献授業の中で適宜紹介する。

準備学修の内容

授業で取り扱う章を事前に読んでくること。予習は必須。

その他履修上の注意事項

・ 授業後の小レポートに何を書くかを考えながら、毎回の授業を受けること。
・ 各回の授業内容は、履修者の数などに応じて変更される場合がある。

授業内容

授業内容
第1回はじめに:文化史というアプローチ
第2回制度と文化(1):宗教
第3回制度と文化(2):政治
第4回制度と文化(3):労働
第5回制度と文化(4):福祉
第6回制度と文化(5):教育
第7回「イギリス人らしさ」(1):料理
第8回「イギリス人らしさ」(2):傘
第9回「イギリス人らしさ」(3):サヴォイ・オペラ
第10回「イギリス人らしさ」(4):山
第11回「イギリス人らしさ」(5):女性像
第12回戦争・戦後と文化(1):第一次世界大戦と兵士の追悼
第13回戦争・戦後と文化(2):移民
第14回戦争・戦後と文化(3):ポピュラー・カルチャー
第15回おわりに(まとめ):イギリス文化とは