担当者 | ||
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経営学科] | |
科目ナンバリング | ESS-105 |
古代末期からフランス・ブルボン朝のルイ14世の時代までの前近代のヨーロッパ史を概観します。ヨーロッパが地球を制覇する以前の時代、ヨーロッパとしての歴史的個性が基礎づけられた時代を取り扱います。その個性は近代ヨーロッパの理念とは対抗する要素を含みますが、すでに近代以前において近代へつながる様々な要素が古いヨーロッパと共存・競合していました。歴史的事実を逐一なぞるのではなく、古い時代は人間の知的営みによってどのように認識されてきたかということに力点を置こうと思います。具体的な内容は授業計画を参照してください。
1.前近代ヨーロッパ史の概観を通して、ヨーロッパの特性を認識できること。
2.ヨーロッパとはその範囲も、特質も時代において流動的であることを理解すること。
3.高校世界史、中学社会の歴史的分野の授業が担当できるような基礎知識を身につけること。
最後の回に筆記試験を行う。日頃の出席だけでは評価を得られない。小テスト(20%)、期末試験(80%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『教養のための西洋史入門』 | ミネルヴァ書房 | |
参考文献 | 『子どもたちに語るヨーロッパ史』 | ジャック・ル=ゴフ | ちくま学芸文庫 |
教科書のような通史を意図しているわけではないので、紹介された参考図書を参照して欠落を補ってほしい。
課題に主体的に取り組むことを期待します。最終回に近い時期に試験の様態について知らせるので必ず出席してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 全体の展望と目標 |
第2回 | 歴史の要素としてのヨーロッパの地理的景観:山、川、平地、海 |
第3回 | 諸民族の勃興:ヨーロッパの言語と民族について学ぶ |
第4回 | 時代区分論の中の中世:時代区分とは何かを学ぶ |
第5回 | ヨーロッパの中世的基礎:封建社会について学ぶ |
第6回 | ヨーロッパ諸国家の基礎(1):イギリスとフランス国家生成の形成について学ぶ |
第7回 | ヨーロッパ諸国家の基礎(2):神聖ローマ帝国と中欧について学ぶ |
第8回 | ルネサンス再考:イタリア戦争について学ぶ |
第9回 | コロンブス交換とは:近代世界システム論を入門的に学ぶ |
第10回 | 宗教改革と教派形成:宗教と国家の関係について学ぶ |
第11回 | 近世国家の特質:17世紀イギリスの変動について学ぶ |
第12回 | 近世国家の特質:フランス絶対王政国家について学ぶ |
第13回 | 近世国家の特質:神聖ローマ帝国の新しい研究について学ぶ |
第14回 | 近世ヨーロッパの国際関係:戦争と平和について学ぶ |
第15回 | まとめとテスト |