担当者 | 冨田 秀昭教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [国際経済学科] | |
科目ナンバリング | ECP-101 |
新聞・テレビ・インターネットなどを通じて、皆さんは日々たくさんの経済関連ニュースを目にしていることでしょう。本講義では、経済学の分析手法を用いて、日本経済に関する諸側面について学ぶことを目的とします。
「日本経済入門Ⅰ」においては、経済理論に関する若干の講義の後、戦前から今日までの日本経済の発展の軌跡をたどることにより、日本経済が置かれた現状を理解するとともに、今後の課題について学びます。
本講義を通じて、皆さんは「現在の日本の景気はどのような状況にあるのか」、「今後の日本経済はどうなるのか」など、現実の日本経済について自ら考えることを習慣づけて下さい。
(1)経済学の分析手法を用いて、日本経済に関するさまざまな側面について理解できるようになる。
(2)日本経済に関して学んだことを基礎にして、報道される経済関連ニュースについて周りの人に自分の言葉で説明できるようになる。
(1)期末試験70%をベースとして、講義において不定期に課す小テスト・課題レポート提出(複数回)30%を加味して、総合的に評価します。
(2)合格ラインにわずかに満たない場合で、出席状況のほか日頃の受講姿勢を勘案して合格とすることもあるので、まじめに取り組んで下さい。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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参考文献 | 『入門・日本経済(第5版)』 | 浅子和美・飯塚信夫・篠原総一 | 有斐閣、2015年 |
参考文献 | 『日本経済読本(第21版)』 | 大守隆 | 東洋経済新報社、2019年 |
参考文献 | 『日本の経済発展(第3版)』 | 南亮進 | 東洋経済新報社、2002年 |
(1)講義前に参考書の関連部分を熟読し、疑問点などをチェックして講義に臨んで下さい。
(2)講義内容の要点を記載したレジュメを毎回配付するほか、必要に応じて配付する最新経済データに基づいて、日本経済を理解するために必要な経済学の考え方を丁寧に解説することを心掛けるつもりです。帰宅してから、その日の講義内容を見直すなど、復習に重点を置いて取り組んで下さい。
(1)入門レベルの日本経済について体系立てて理解するため、「日本経済入門Ⅱ」の連続履修を希望します。
(2)講義中の私語など、他の受講者に迷惑を掛ける行為があった場合には、成績評価に際して大幅減点、あるいは不合格とすることがあります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | <ガイダンス> 授業目的、授業方法、成績評価、準備学修および授業内容について |
第2回 | <講義> 日本経済の位置付け・現況 |
第3回 | <講義> 経済学の考え方 |
第4回 | <講義> 経済成長とは? |
第5回 | <講義> 戦前における日本経済の発展 |
第6回 | <講義> 戦後日本経済の成長 |
第7回 | <講義> 高度成長期(1):高度成長を支えた諸要因 |
第8回 | <講義> 高度成長期(2):構造変化の進展と高度成長の陰り |
第9回 | <講義> 安定成長期(1):世界経済混乱期(1970年代) |
第10回 | <講義> 安定成長期(2):バブル期(1980年代) |
第11回 | <講義> 低成長期(1):バブル崩壊と1990年代の日本経済 |
第12回 | <講義> 低成長期(2):不良債権問題と1990年代末の景気 |
第13回 | <講義> 低成長期(3):構造改革と日本経済の再生 |
第14回 | <講義> 低成長期(4):相次ぐショックと政治の混迷 |
第15回 | <講義> 低成長期(5):アベノミクスと日本経済の課題 |