担当者 | 和田 孝教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 0単位 [初等教育学科 初等教育コース] | |
科目ナンバリング | THE-401 |
小・中学校において、一人一人の児童生徒が楽しく、充実した学校生活を送るためには、学校や学級の生活に適応し、主体的に教育活動に参加することが必要です。そのために、教師は児童生徒にかかわる学習や生活上の課題を理解し、予防的な措置や課題解決のための対応を図っていかなければなりません。演習においては、ディスカッションやグループワークを通して、集団の生活・活動を基盤とする学校・学級生活をより良いものにするための生徒指導や学級経営、特別活動を取り上げ、基礎となる理論や実践例について理解を深めることをねらいとしています。
1 小・中学校における児童生徒の諸問題の実態や指導上の課題を理解する。
2 生徒指導及び学級経営、特別活動等の基本的な内容、指導法について理解する。
3 児童生徒が主体的に学校や学級生活に参画するための取り組みについて理解する。
1 小中学校の児童生徒に関する課題について文献や資料に基づいて発表することができる。
2 生徒指導及び学級経営、特別活動等の内容や指導方法について基礎基本を理解し、自己の卒業研究のテーマを選択できる。
3 グループ活動に積極的に参画し、役割を果たすことができる。
4 発表や意見交換を通して、思考力や表現力、コミュニケーション能力等を身に付ける。
・協議資料の作成と発表(30%)、グループ活動への参画・役割の遂行(20%)、討議への参加(20%)、レポート(30%)を規準に総合的に評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキスト:なし | ||
参考文献 | 『小学校学習指導要領解説 特別活動編』 | (文部科学省) | 東洋館出版社 |
参考文献 | 『生徒指導提要』 | (文部科学省) | 教育図書 |
・参考文献や資料(新聞等)により、今日の小・中学校における教育上の課題や児童生徒に関する情報収集を行い、ファイリングしておく。
・学校訪問やボランティア活動を通して、生徒指導、学級経営、特別活動など担任の様子を観察し、記録しておく。
1 教職を目指す動機や目標を再確認し、課題意識をもって活動に参加すること。
2 グループ活動において、積極的に発言したり、役割を責任をもって果たすこと。
3 卒業研究を意識したテーマの追究に努めること。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(シラバスや研究内容、研究計画の確認。学習の進め方や演習への参加態度等) |
第2回 | 小中学校における今日的課題の理解1(教育政策、審議会答申等を踏まえた学校教育の動向) |
第3回 | 小中学校における今日的課題の理解2(小中学校における学習指導上の課題) |
第4回 | 小中学校における今日的課題の理解3(児童生徒の生徒指導上の課題) |
第5回 | 生徒指導の基礎理論(目的や方法、事例研究) |
第6回 | 学級経営の基礎理論(目的や方法、実践事例の研究) |
第7回 | 生徒指導及び学級経営に関するテーマ選択とグループ編成(3~4名、役割分担) ・学級経営、特別活動、生徒指導などの領域、テーマによりグループを編成する |
第8回 | グループ研究①(テーマの決定、資料収集に関する情報交換、発表担当者の決定) |
第9回 | グループ研究②(選択テーマの発表・意見交換、全体協議) |
第10回 | グループ研究③(選択テーマの発表・意見交換、全体協議) |
第11回 | グループ研究④(選択テーマの発表・意見交換、全体協議) |
第12回 | グループ研究⑤(選択テーマの発表・意見交換、全体協議) |
第13回 | まとめのレポート作成(発表内容に関する考察) |
第14回 | レポート報告(発表、全体協議) |
第15回 | 秋期演習に向けたテーマの検討 〇個人としてのテーマ領域を生徒指導、特別活動、学級経営などの分野から選定する 〇テーマ領域ごとにグループ編成を行う 〇個人の仮テーマ案を決める |