担当者 | 佐藤 高樹教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 0単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | THE-401 |
本授業は、少人数ゼミの特色を生かし、教育学部の学生がこれまでの学修を通して耕した、自らの理論的・専門的な研究関心を掘り下げる学び、あるいは将来の教職キャリアを念頭に置いた自己像や教育観を探究していく学びを支援するものである。
この演習では、教育学研究、なかでも日本教育史や道徳教育を議論の足場として、教育の諸課題への理解を深めていく(「教育を見る眼を養う」)こととしたい。そのうえで学生各自が掘り下げたい個別テーマの研究の進展を支援する。
(1)「社会とのかかわりのなかでの教育」「歴史のなかの教育」といった広い視野から、日本の教育の課題を捉えることができる。
(2)専門分野の研究成果(著書や論文記事)の内容を的確に読み取ることができる。加えて、その論旨を他者にわかりやすく口頭で説明できる(レビューする力がある)。
(3)先行研究の到達点と課題を理解し、それとの関連が明確な、自身独自の課題意識、分析視点をもつ。
授業参加度(報告準備、積極的な発言など 30%)、提出物(リアクション・ペーパー、レジュメなど 50%)、および報告プレゼンのパフォーマンス(20%)に基づいて、総合的に評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストはとくに指定しない。本演習では教育学に関する文献・論文・雑誌記事などを検討資料として適宜選択し、受講生の報告をふまえながらその内容を検討する、読書会形式を主に採用する。配布資料の準備は主に担当教員が行う。 | ||
参考文献 |
受講生には、選んだ資料についてそれぞれレジュメを作成し、発表してもらう。自身の担当箇所についてはもちろん、それ以外にも積極的に「読む」作業を通した授業参加なくしては、上記のねらいは達成されない。授業外での自主的な学びを通して構築した自分の見解を持ち寄りながら、授業に参加すること。
この授業は「講義」ではなく「演習」である。学生の主体的な授業参加~調査・発表・討議~が中心となる。自らすすんでたくさんの関連文献を読み漁ること。
充実した報告資料の作成、参加者(学生・教員)に有益な学びをもたらす綿密な発表への意識を、本演習履修者には求めたい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクションー履修上の注意、ゼミ運営方針についての意見交換― |
第2回 | 各研究テーマの基礎・基本を理解する―辞典・事典から調べる― |
第3回 | 現代教育の理論的・実践的課題についての理解(1)―教育制度をめぐって― |
第4回 | 現代教育の理論的・実践的課題についての理解(2)―学校教育をめぐって― |
第5回 | 日本教育史研究の課題と方法(1)―論文を読んでみる①― |
第6回 | 日本教育史研究の課題と方法(2)―論文を読んでみる②― |
第7回 | 教育史研究フィールドワークー身近な地域の教育の歴史に目を向ける― |
第8回 | 教育論争(史)を読み解く(1)―文献集成・リーディングスからの情報収集― |
第9回 | 教育論争(史)を読み解く(2)―資料の考察①― |
第10回 | 教育論争(史)を読み解く(3)―資料の考察②― |
第11回 | 教育実践の検討(1)―道徳実践を事例としてー |
第12回 | 教育実践の検討(2)―教育実践史への接近― |
第13回 | 実地研究(秋期)に向けた議論・準備学習(1) |
第14回 | 実地研究(秋期)に向けた議論・準備学習(2) |
第15回 | まとめの討議 (※受講生の人数や問題関心の実態・要望に応じて、授業計画に変更を加えることがある。) |