担当者 | 福島 健介教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 0単位 [初等教育学科 初等教育コース] | |
科目ナンバリング | THE-401 |
教育学演習は、ⅠとⅡを通期で実施します。この授業では、卒業研究・卒業論文を書くために必要な研究リテラシーを学びます。
ここでいう研究リテラシーとは、直接的には
・リサーチリテラシー
論文を中心に、どのように先行研究や参考資料を探し、入手し、参考にすればよいか
・統計リテラシー
論文を読む、書くために必要最低限の統計的知識とソフトウェアの使い方
・英文読解力
論文に用いられる英語は、実はかなり易しい表現しか使われていません。専門用語を別にすれば高校1年程度の文法が分かっていれば、ほぼ理解可能です。
・プレゼンテーション能力、ICT活用能力
効果的に情報を収集し、他者に対して、自分の考えを効果的に伝える力等々を指します。したがって、前後期を通してこれらの力を身に付けてもらいます。
上記のリテラシーが身に付くこと。また、それらを通して、議論をする力・課題を発見する力・知を共有する力など「価値ある力や経験」を蓄積することが授業の目標となります。
演習形式の授業ですから、担当した際の報告、レポートの内容、議論をする際の発言等で成績を付けます。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『大学生のためのリサーチリテラシー入門:研究のための8つの力』 |
・リサーチリテラシー
・統計リテラシー
・英文読解力
・プレゼンテーション能力
いずれも、授業内で伝えられることは限られています。全ての課題で持ち帰り、自学自習、共同作業が必要となるはずです。
はじめて経験する知識や作業に触れることは、それ自体に価値があります。社会に出ればルーチンワークの方がむしろまれです。また、知識や方法は調べることができても、「経験」を検索することはできません。
したがって、何事にも積極的に取り組む、話をする、関わろうとする姿勢が必要だと考えます。そのための第一歩は、「休まない」ことです。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション。教育学演習で何を学ぶか。受講者の問題意識の交流など。 |
第2回 | ○情報収集力1 論文、資料検索について ・CiNii ・OPAC ・Webcat 等、各種DBの使い方について |
第3回 | ○情報収集力2 論文、資料検索実習 ・CiNii ・OPAC ・Webcat 等、各種DBを用いて自分の関心のあるテーマについて論文、資料を探してみる |
第4回 | ○データ分析力1 統計の基礎知識の必要性と社会調査の公開データ及びその利用法 |
第5回 | ○データ分析力2 クリティカルシンキングの必要性 |
第6回 | ○データ分析力3 社会調査法の基礎基本1 質問紙調査の企画・設計 質問紙調査の種類 質問紙調査の5つのステップ 質問紙調査の企画 標本抽出(サンプリング)の種類 |
第7回 | ○データ分析力3 データの集計 Excelを用いた単純集計とクロス集計演習 |
第8回 | ○書く力1 良いレポートと良くないレポートの違い |
第9回 | ○書く力2 執筆の約束事(書式・引用・図表の作成など) |
第10回 | ○書く力3 執筆の進め方 学術的文章を書くステップ |
第11回 | ○課題発見力1 自分でテーマを見つけるということ |
第12回 | ○課題発見力2 テーマを深める、先行研究を調べる |
第13回 | ○プレゼンテーション力1 プレゼンテーションソフトの利用と評価 |
第14回 | ○プレゼンテーション力2 良いプレゼンをするための要素 |
第15回 | 前期のまとめ |