担当者 | 相川 裕亮 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [社会学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
本授業では社会学がアメリカ合衆国の「社会」をどのように論じてきたかを学ぶ。日本とアメリカは政治的にも文化的にも深いつながりを持っている。そのアメリカ社会の特徴を理解することは重要である。そこでアメリカの「国民性」を題材に論じた古典的な著作を輪読し、議論することで、社会学の分析方法とアメリカ社会そのものに対する理解とを深めることを目指す。
論文や著作を批判的に読む能力を醸成し、社会学に関する知識を自分のものにする。さらに学んだ知識を用いて、現代アメリカが抱える問題を分析できるようになる。
授業態度が著しく悪くない限り、以下の点を考慮しつつ総合的に評価する。
授業内での報告(60%)、授業への貢献(40%)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『心の習慣:アメリカ個人主義のゆくえ』 | ロバート・N・ベラー他(島薗進・中村圭志訳) | みすず書房、1991年 |
参考文献 | 『社会変革と宗教倫理』 | R・N・ベラー(河合秀和訳) | 未来社、1973年 |
参考文献 | 『宗教学の名著30』 | 島薗進 | 筑摩書房、2008年 |
参考文献 | 『アメリカと宗教:保守化のゆくえ』 | 堀内一史 | 中央公論新社、2010年 |
受講者は毎回、指定文献を熟読し、疑問点・論点を作成する。加えて、報告担当者はレジュメを作成する。
すべての授業に出席することが望まれる。特に報告担当者は無断で欠席しないこと。
実際の進度は履修者の習得状況に応じて変更することがある。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション、担当者の割り振り |
第2回 | 第一章「幸福の追求」、担当者による報告、全体での議論。 |
第3回 | 第二章「文化と人物像」、担当者による報告、全体での議論。 |
第4回 | 第三章「自己を見出す」、担当者による報告、全体での議論。 |
第5回 | 第四章「愛と結婚」、担当者による報告、全体での議論。 |
第6回 | 第五章「手を差し伸べる」、担当者による報告、全体での議論。 |
第7回 | 第六章「個人主義」(1)、担当者による報告、全体での議論。 |
第8回 | 第六章「個人主義」(2)、担当者による報告、全体での議論。 |
第9回 | 第七章「社会への参加」、担当者による報告、全体での議論。 |
第10回 | 第八章「市民精神」、担当者による報告、全体での議論。 |
第11回 | 第九章「宗教」(1)、担当者による報告、全体での議論。 |
第12回 | 第九章「宗教」(2)、担当者による報告、全体での議論。 |
第13回 | 第十章「国民社会」(1)、担当者による報告、全体での議論。 |
第14回 | 第十章「国民社会」(2)、担当者による報告、全体での議論。 |
第15回 | 第十一章「アメリカ文化の変容のために」、担当者による報告、全体での議論。 |