社会学演習Ⅲ
担当者相川 裕亮
単位・開講先必修  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSEM-401

授業の概要(ねらい)

 この授業では社会学の歴史を学ぶ。「社会学」という学問は一朝一夕でできたものではない。多くの研究者が各自の問題意識をもって取り組んできた。彼らの取り組みは現代のわれわれを取り巻く問題ともリンクしており、そこから学べることは多い。そこで社会学の歴史を扱った著作を熟読し、議論することで、社会学に対する理解を深めることを目指す。

授業の到達目標

文章を批判的に読む能力を醸成し、社会学に関する知識を自分のものにする。さらに学んだ知識を用いて、現代の問題を分析できるようになる。

成績評価の方法および基準

授業態度が著しく悪くない限り、以下の点を考慮しつつ総合的に評価する。
授業内での報告(60%)、授業への貢献(40%)。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『社会学の歴史Ⅰ:社会という謎の系譜』奥村隆有斐閣、2014年
参考文献『社会学の名著30』竹内洋筑摩書房、2008年
参考文献『100語ではじめる社会学』セルジュ・ポーガム編(阿部又一郎他訳)白水社、2019年

準備学修の内容

受講者は毎回、指定文献を熟読し、疑問点・論点を作成する。加えて、報告担当者はレジュメを作成する。

その他履修上の注意事項

すべての授業に出席することが望まれる。特に報告担当者は無断で欠席しないこと。
実際の進度は履修者の習得状況に応じて変更することがある。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション、担当者の割り振り
第2回第一章「「社会学」のはじまり」、担当者による報告、全体での議論。
第3回第二章「カール・マルクス」(1)、担当者による報告、全体での議論。
第4回第二章「カール・マルクス」(2)、担当者による報告、全体での議論。
第5回第三章「エミール・デュルケーム(1)、担当者による報告、全体での議論。
第6回第三章「エミール・デュルケーム」(2)、担当者による報告、全体での議論。
第7回第四章「マックス・ヴェーバー」(1)、担当者による報告、全体での議論。
第8回第四章「マックス・ヴェーバー」(2)、担当者による報告、全体での議論。
第9回第五章「ゲオルク・ジンメル」(1)、担当者による報告、全体での議論。
第10回第五章「ゲオルク・ジンメル」(2)、担当者による報告、全体での議論。
第11回第六章「シカゴ学派とミード」(1)、担当者による報告、全体での議論。
第12回第六章「シカゴ学派とミード」(2)、担当者による報告、全体での議論。
第13回第七章「パーソンズとマートン」、担当者による報告、全体での議論。
第14回第八章「亡命者たちの社会学」、担当者による報告、全体での議論。
第15回授業のまとめ