担当者 | 関根 勇教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | SEM-301 |
本演習では、産業・企業分析に必要な企業情報の収集方法から始まり、企業の外部・内部環境分析や業界の構造分析、経営戦略の基本フレームワークを学び、グループ討議と発表を通じて、最終的には各自が興味を持った実際の業界や企業の分析を行ってもらいます。就職活動に当たって、企業の採用担当者は、応募してきた学生がその企業のことを十分知っているかどうかを見ています。本演習は、自分が就きたい業界や企業を見つけ、経営学を武器にして、自信を持って就職活動に臨めることを目指します。
春学期(演習Ⅰ)では、個別企業を分析する前に、まず、日本企業全体が抱える経営課題を、新聞記事を中心に議論します。また、後半では、新聞・雑誌といった一般情報や企業公開情報(有価証券報告書やCSRレポート等)から、産業別の経営課題を見つけ、解決の方向性を議論します。
① 日本企業が取り組むべき経営課題を理解し、解決の方向性を説明できる。
② 主要産業や個別企業の経営課題を理解し解決の方向性を説明できる。
ゼミやグループ討議への貢献度(50%)、レポート課題(50%)
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 平成の経営 | 伊丹敬之 | 日本経済新聞出版社 |
参考文献 | 参考文献は適宜紹介します。 |
事前に提示した参考資料や新聞・雑誌記事は、必ず読んで授業に出席して下さい。
本コースとともに、「産業・企業研究Ⅰ」(IT産業)も合わせて受講することで理解が深まります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション:授業・ディスカッションの進め方、自己紹介 |
第2回 | 講義:日本企業の経営課題 |
第3回 | 経済新聞を読む①:企業価値の低迷と生産性の停滞 |
第4回 | 経済新聞を読む②:デジタル革命への対応 |
第5回 | 経済新聞を読む③:働き方改革とダイバーシィティの推進 |
第6回 | 経済新聞を読む④:企業の社会的責任とESG経営への取り組み |
第7回 | 経済新聞を読む⑤:グローバル経営の課題 |
第8回 | 講義:企業個別情報の種類と収集方法(企業開示情報の読み方) |
第9回 | 講義:日本の主要産業の経営課題 |
第10回 | 企業の開示情報と経済新聞を読む①:IT産業 |
第11回 | 企業の開示情報と経済新聞を読む②:流通産業 |
第12回 | 企業の開示情報と経済新聞を読む③: アパレル産業 |
第13回 | 企業の開示情報と経済新聞を読む④:食品産業 |
第14回 | 企業の開示情報と経済新聞を読む⑤:金融業 |
第15回 | 企業情報とその活用:まとめ |