担当者 | 福島 健介教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 こども教育コース] | |
科目ナンバリング | EDU-217 |
幼児教育は小学校以上の教育とは異なり、教科別の指導や一斉指導は行われず遊びを通した学びが特徴である。そのため、保育者は、遊びを通した総合的な学びのなかで、子どもたちが小学校以上の教育に必要な力などを身につけられるように努めなければならない。
本講義では、保育者の役割を考えながら、保育における様々な思潮について理解を深める。また、幼児期の発達的特徴を理解し、幼稚園教育の目標と内容、子どもの理解、発達に応じた保育方法、家庭や小学校との連携の方法、特別な支援を必要とする場合の援助の方法など社会の多様化、複雑化に応じた教育(保育)方法についても考える。
併せて、保育現場で活用可能なICT技術について実習を通して、身に付ける。
・幼児教育における教育方法の原理、方法や技術に関する基礎理論を理解する。
・子どもの理解の重要性を認識し、個々の園児に適切に関わり、共感的理解と客観的理解ができる。
・保育現場で活用可能なICT技術を習得する
以下を総合して評価する。
(1) 授業中の課題:50%
(2) 学期末試験(持ち込み可):50%
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 幼稚園教育要領解説 | 文部科学省 | フレーベル館 |
参考文献 |
幼稚園教育要領解説、保育所保育指針解説書等については事前に購入し、読んでおくこと。
ICT実習についてはBYODを基本とするので、ノートパソコンなどを使える状態にしておくこと。また、学内ネットワークに接続できるようにしておくこと。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス 授業の目的、進め方、評価方法について説明 |
第2回 | 幼児期の特性とそれを踏まえた幼稚園教育の役割について 幼稚園教育の目標と内容(幼稚園教育要領から) |
第3回 | 様々な保育方法と思潮についての概説 モンテッソリー、シュタイナー、フレーベル |
第4回 | 子どもの理解 子どもの理解の意義とその視点 |
第5回 | 幼児期の遊びの特徴と発達的意義 遊びの重要性と遊びへの理解を深める、学びと遊びについて考える |
第6回 | 保育所・幼稚園での保育の視点(1) 幼保小連携と小1プロブレムの視点から |
第7回 | 保育所・幼稚園での保育の視点(2) 父親の子育て参加と家庭・地域連携の視点から |
第8回 | 園における指導計画について(1) 教育課程と指導計画の関係および作成上の留意点 |
第9回 | 園における指導計画について(2) 一日の生活の指導案作成 |
第10回 | 情報機器の活用と保育活動(1) 幼児期の情報機器利用の実態とその理解 |
第11回 | 情報機器の活用と保育活動(2) 幼児を対象としたICT機器活用と作成実習 |
第12回 | 情報機器の活用と保育活動(3) 作成した作品の交流と相互評価 |
第13回 | 情報機器の活用と保育活動(4) 保護者、地域を対象としたICT機器活用 |
第14回 | 情報機器の活用と保育活動(5) 作成した作品の交流と相互評価 |
第15回 | まとめとテスト |