担当者 | 浜本 洋教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [スポーツ医療学科] | |
科目ナンバリング | BAM-102 |
人間には日々健康に生きるための仕組みが備わっているが、風邪をひいたり、生活習慣病になったり、あるいはガンを発病したりするなど、病気になることがある。病気の治療にあたっては、さまざまな薬剤が病院から処方されたり、薬局で購入したりする。最近でもより効き目が高く、安全性も高い新しい薬剤が開発され、様々な病気が治療できるようになってきた。一方、薬剤は思わぬ副作用を示すことがあるため、薬剤を服用し病気を治療するのにあたって、患者も正しい知識を持つ必要がある。本講義では、疾病が起こる原因、及び、疾病に対してどのように薬剤が作用するか紹介する。新薬がどのようにして開発されるかについても紹介し、薬に対する理解を深める。
生物の仕組みの概略を理解し、病気になる原因と、それを治療する薬剤の作用メカニズムなどについて理解を深め、実生活に役立てることを目標とする。また、付随してヒトが健康な生活を送るための生物のシステムについても理解する。
筆記試験(100点)、講義毎の小(10点×回数)を合計した上で、評価する。15分以上の遅刻は欠席扱いとし、欠席が4回以上の場合は、単位を付与することができない。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特定のテキストは使用しない。講義ごとにレジュメを配布する。 | ||
参考文献 | 薬がみえるvol.1~3 | MEDIC MEDIA | |
参考文献 | 『はじめの一歩は絵で学ぶ 薬理学 第2版』 | 黒山政一、香取祐介著 | じほう、2019 |
参考文献 | 『今日の治療薬2019: 解説と便覧』 | 浦部晶夫、島田和幸、川合眞一 (編集) | 南江堂 |
MELIC内の参考図書やweb検索などで、積極的に準備学習、復習をすることが望ましい。LMS上に連絡事項や資料も載せるので、随時確認すること。
授業中の私語は慎むようお願いするが、質問は積極的に行うことを望む。なお、前期の反応を踏まえ、より生物的な概略の説明に余裕を持たせているが、小テストでの反応を踏まえ授業内容は適時変更されることがある。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 本授業の説明 薬の作用機序の概略(前期の復習) |
第2回 | 神経系に作用する薬 神経系総論 |
第3回 | 神経系に作用する薬 認知症(アルツハイマー型認知症) |
第4回 | 神経系に作用する薬 うつ病 |
第5回 | 神経系に作用する薬 不眠症 |
第6回 | 痛み・咳に作用する薬 オピオイド受容体に作用するもの(麻薬など) |
第7回 | 痛み・炎症・熱に作用する薬 非オピオイド鎮痛薬 |
第8回 | 骨の形成に作用する薬 |
第9回 | 血液系に作用する薬 血液総論 |
第10回 | 血液系に作用する薬 止血薬 |
第11回 | 血液系に作用する薬 抗血栓薬、血栓溶解薬(脳梗塞や心筋梗塞など) |
第12回 | 血液系に作用する薬 貧血 |
第13回 | 総合感冒薬について |
第14回 | サプリメントについて |
第15回 | 後半のまとめ |