日本史Ⅱ
担当者髙杉 洋平教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングJPH-102

授業の概要(ねらい)

大正デモクラシーから高度経済成長期までの日本史を概観し、戦争原因や復興要因を検討します。民主主義や国際協調が花開いたはずの大正デモクラシーは、なぜ失われて戦争の時代に突入するのでしょうか。そこには現代にも通じる多くの教訓があります。
学生には単に教員の話を漫然と聞くだけではなく、歴史事象の因果関係を理解しながら、「思考」することが求められます。また習得した歴史知識から自分なりの普遍的教訓を得て、現代社会や政治問題に適用する能力を身につけることが望まれます。学生の積極的な参加を期待します。

授業の到達目標

①学生は、日本史に関する基礎的な知識を身につけます。
②学生は、歴史の因果関係を論理的に理解し、説明できます。
③学生は、歴史知識を一般的な政治教訓に普遍化することができます。

成績評価の方法および基準

期末のレポート(または試験)および毎回の課題(100%)
※オンライン授業につき、後期は課題を毎回しっかりと出す予定です。その心積もりで履修してください。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書特に指定しません。
参考文献授業時に適時提示します。

準備学修の内容

高校の教科書等を読んで、基本的な歴史の流れを把握しておくこと。
ただし専門的な知識を事前取得する必要はありません。

その他履修上の注意事項

前期講義(日本史Ⅰ)を受講していることを前提として講義を行います。
ただし未受講者の履修を禁止するものではありません。
LMSで講義データを公開する

授業内容

授業内容
第1回ガイダンス
第2回大正デモクラシーと政党政治
第3回対中外交の展開
第4回原敬と政党政治の発展
第5回ワシントン体制の成立と幣原外交
第6回二大政党制と陸軍革新運動
第7回満州事変と軍部の政治介入
第8回日中戦争の展開
第9回新体制運動
第10回南進と日米交渉Ⅰ
第11回南進と日米交渉Ⅱ
第12回敗戦と占領期
第13回独立回復と日米安保体制
第14回高度経済成長
第15回まとめ・試験