授業の概要（ねらい）

　独創的な研究テーマを推奨する。
　日本文化の研究領域は多岐に及ぶ。本演習では、これまでに多彩な研究対象について発表がなされ、さらなる研究能力の向上や卒業論文執筆に結びついている。具体的に列挙すれば、神話、宗教、思想、哲学、文学、歴史、近代、教育、観光、食文化、喫茶文化、和菓子、漫画、アニメーション、ファッション、化粧、風俗、習慣、言語、書、色彩、絵画、文化遺産、自然環境、平和構築、戦争の記憶、出版文化、音楽、芸能、日本の科学技術、日本のスポーツ、庭園、建築、SNS、折り紙、招き猫、家紋などである。
　秋期のプレ発表では春期から夏休みかけて取り組んだ研究内容について研究テーマ共有を試みる。その上で、個人研究発表では、文献、インターネット、フィールドから得た成果を独自の視点で総合し、多角的で広い視座から自身のテーマを深く掘り下げ、研究発表を行う。
　まとめでは、発表から得られた多彩な意見を検討し、来年度演習、卒業論文執筆計画をも加味した「研究レジュメ・完成版」を完成させて提出する。

授業の到達目標

　文化学の三つの情報源である①文献（紙媒体情報）、②インターネット（電子媒体情報）、③フィールド（生の情報）から重要な資料を収集・選択・分析・総合・アウトプットする能力を高め、「研究レジュメ・完成版」を作成する。
　なかでも、研究の軸とする文献・資料の内容を独自に再検討し、新たに設定した独創的な研究テーマにもとづき、さらなる文献、インターネット、フィールド調査を実施、次年度演習や卒業論文につながるような総合的で深みのある研究成果を得ることをめざす。

成績評価の方法および基準

　演習参加と個人研究発表（50％）、「研究レジュメ・完成版」（50％）

教科書・参考文献

準備学修の内容

　自分の研究テーマについて日常的に考える習慣をつくり、常時、研究資料を収集、蓄積し、「研究レジュメ・完成版」を作成すること

その他履修上の注意事項

　長期的に関心が持て、本当に打ち込める研究テーマを発展させること

授業内容