マクロ経済学Ⅰ
担当者露口 洋介教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [経営学科]
科目ナンバリングECT-203

授業の概要(ねらい)

 我々は、実際の社会生活において、失業やインフレ、デフレなど様々な経済状況の影響を受ける。このような様々な状況の変化がどのようにして生じるのか、そしてそれに対して政策当局はどのように対応すべきかを学ぶのがマクロ経済学である。これらを理解することによって我々自身が様々な経済状況にどのように対処すべきかを考えることが可能になる。本講義では、できるだけ実際に生じている経済状況を前提に、討論を活用しながら、社会人になった際に役立つマクロ経済学の知識を解説する。

授業の到達目標

 卒業後の仕事や生活において役に立つマクロ経済学の知識を習得する。失業やインフレ、デフレ、金利などの状況の変化がなぜ起こっているか、その原因を理解し、説明できるようになることを目標とする。

成績評価の方法および基準

 期末試験(80%)を中心とするが、その他小テストや授業への参加状況などを加味する(20%)。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『マクロ経済学・入門 第5版』 福田慎一・照山博司 著有斐閣
参考文献

準備学修の内容

 各回のテキストの該当部分をよく読んで予習し、ノートにその内容を取りまとめておくこと。また、次回の講義前に前回の講義内容の復習をしっかり行っておくこと。

その他履修上の注意事項

 マクロ経済学Ⅰ、同Ⅱの両者を継続して履修することが望ましい。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス
 マクロ経済学とはどのような学問かを説明する。
第2回 GDP(1)
 GDPの意味、三面等価の原則について説明する。
第3回GDP(2)
GDPの範囲について説明する。
第4回GDP(3)
「国内」、「国民」の概念、名目値と実質値について説明する。
第5回GDP(4)
景気循環の考え方について説明する、
第6回消費と貯蓄(1)
 消費と貯蓄がどのように決まるかに関して消費関数について説明する。
第7回消費と貯蓄(2)
 ライフサイクル仮説、恒常所得仮説について説明する。
第8回消費と貯蓄(3)
 日本の貯蓄率の動向について説明する。
第9回設備投資(1)
 投資の決定要因について説明する。
第10回設備投資(2)
 新古典派の投資理論について説明する、
第11回設備投資(3)
 ジョルゲンセンの投資理論、調整費用モデルについて説明する。
第12回在庫投資
 在庫投資について説明する。
第13回金融(1)
 企業の資金調達と家計の資産選択について説明する。
第14回金融(2)
 株価の決定理論について説明する。
第15回 まとめと試験