民俗学Ⅰ
担当者鈴木 敏弘
単位・開講先選択  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングCUA-101

授業の概要(ねらい)

 民俗学とは、各地に伝えられている生活習慣を素材として、人々の生活の変遷を明らかにし、そこから過去の事象を探ったり、地域の生活誌を記す学問です。
 我々の生活の中では、理由はわからないものの、なぜか習慣的に行っていることがあります。習慣的に行われていると言うことは、そこに何かの理由があるのです。
 本講義では、その理由を考えてみたいと思います。
 前期では、民俗学の基本的な知識や方法、年中行事をテーマに講義したいと思います。
 また、皆さんに聞き取り調査をしてもらうことも考えています。

授業の到達目標

 民俗学という学問の特質が理解できる。
 自分の家では、現在どのような年中行事が行われているのかを把握できる。
 現在の生活習慣の根源に何が存在しているのかが理解できる。

成績評価の方法および基準

 期末試験・授業態度・出席(出席が不足する場合にはマイナス評価もしくは単位がでません)を総合的に勘案して評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書とくにありません。
参考文献

準備学修の内容

 祖父母・父母・親戚から自分の家で行われている年中行事を聞いておく。

その他履修上の注意事項

 受講生の人数により事例報告が講義に変更となったり、回数が変更になる可能性があります。
 講義中ノートをとること。病気等やむを得ない場合以外は必ず出席すること。
 進捗状況により、内容を変更する場合があります。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス
第2回 民俗学とは何か
第3回 民俗学の対象
第4回 民俗学と隣接諸科学
第5回 民俗学の歴史
第6回 民俗調査の方法
第7回 春の行事 ①
第8回 春の行事 ②
第9回 夏の行事①
第10回 夏の行事②
第11回 秋の行事①
第12回 秋の行事②
第13回 冬の行事①
第14回 冬の行事②
第15回 まとめ・試験