人類学Ⅱ
担当者鈴木 敏弘
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングANT-102

授業の概要(ねらい)

 人類学とは,「生物としてのヒト」を総合的に研究する学問で、ヒトとは何かを科学的に偏りなく理解し、実証的で妥当性のある人間観を確立することを目標としています。
 アプローチの方法としては、人類の身体形質を主対象として主に自然科学的観点から「ヒト」を探求する自然人類学と人類の文化・社会を主対象とし主に人文科学的観点から「人間」を探求する文化人類学とに大別されることが多いのですが、本講義では、総合人類学の視点から日本人の発生について考えていきたい。

授業の到達目標

 人類学という学問の特質が理解できる。
 人類の本質(他の生物種との共通性と異質性、人類の独自性・特質)とは何かが理解できる。
 人類の由来(起源と進化・変遷)とはどのようなものであったかを理解できる。

成績評価の方法および基準

 期末試験・授業態度・出席(出席が不足する場合にはマイナス評価もしくは単位がでません)を総合的に勘案して評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書 テキストは使用しません。
参考文献

準備学修の内容

 国立科学博物館の見学をして欲しい。

その他履修上の注意事項

  講義中ノートをとること。病気等やむを得ない場合以外は必ず出席すること。
  進捗状況により、内容を変更する場合があります。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス・人類学の世界
第2回 人類学の発生①
第3回 人類学の発生②
第4回 人類、アフリカからアジアへ①
第5回 人類、アフリカからアジアへ②
第6回 アジアの人類学
第7回 日本人の発生~沖縄で発見された人々
第8回 旧石器人から縄文人へ
第9回 縄文人の世界
第10回 縄文人と弥生人
第11回 弥生人の特質
第12回 弥生人の世界
第13回 弥生人以降の日本人①
第14回 弥生人以降の日本人②
第15回 まとめ・試験