民俗学Ⅱ
担当者鈴木 敏弘
単位・開講先選択  2単位 [史学科]
科目ナンバリングCUA-204

授業の概要(ねらい)

 民俗学とは、各地に伝えられている生活習慣を素材として、人々の生活の変遷を明らかにし、そこから過去の事象を探ったり、地域の生活誌を記す学問です。
 我々の生活の中では、理由はわからないものの、なぜか習慣的に行っていることがあります。習慣的に行われていると言うことは、そこに何かの理由があるのです。本講義では、その理由を考えてみたいと思います。
 また、民俗学の基本は、資料の収集と分析です。民俗学を学ぶことの第一歩は、聞き取り調査です。受講者の皆さんには、祖父母・父母・近所の方などから聞き取りをしてもらい、民俗学を体感してもらいたいと思います。
 具体的には、民俗学の基本的な知識や方法を講義します。その後、皆さんとテーマを決めて具体的な調査対象を相談していきます。
 講義内容は、民俗学の基本的な知識や方法の他、江戸時代の民俗学等を講義します。

授業の到達目標

 聞き取り調査をおこなって、発表できること。
 発表した内容を、きちんとまとめることができること。

成績評価の方法および基準

 出席・報告・試験をもとに総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書とくにありません。
参考文献

準備学修の内容

 祖父母・父母・近所の方などから聞き取りをする。
 聞き取りする内容について、文献で確認する。

その他履修上の注意事項

 この講義では、自分で学ぶことを目標としています。したがって、自分で調べる、報告をする、という積極的な姿勢を望みます。また、出席と報告は重視します。春期と秋期の講義内容は異なります。
 受講生の人数により事例報告が講義に変更となったり、報告の回数が変更になる可能性があります。

授業内容

授業内容
第1回 ガイダンス
第2回 民俗学とは何か
第3回 民俗学の対象 ①
第4回 民俗学の対象 ②
第5回 民俗資料の分類 ①
第6回 民俗資料の分類 ②
第7回 民俗調査の方法 ①
第8回 民俗調査の方法 ②
第9回 民俗調査の方法 ③
第10回 事例報告-受講生による報告 ①
第11回 事例報告-受講生による報告 ②
第12回 事例報告-受講生による報告 ③
第13回 事例報告-受講生による報告 ④
第14回 事例報告-受講生による報告 ⑤
第15回 まとめ・試験