時事問題演習Ⅱ
担当者上田 仁志教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [現代ビジネス学科]
科目ナンバリングCAE-102

授業の概要(ねらい)

 毎日の生活の中で私達が最も注意を払うのは身近な問題です。学生の皆さんであれば、大学生活やアルバイト、もしくは好きな趣味の世界に一番関心を持っているはずです。それに比べれば、日本や世界の政治・経済情勢といった、大きな、しかしそれほど身近には感じにくい問題に興味をひかれることは少ないかもしれません。しかし、私たちの生活は意識している以上に世界の大きな動向によって左右されています。この授業では、時事問題をとおして、世界の大きな流れが日本社会に、ひいては私たちの生活にどのような影響をもたらしているかをさぐっていきます。秋期セメスターでは、世界の動向を踏まえたうえで、日本国内のさまざまな課題に焦点を当てて研究します。
 授業は講義形式ではなく、主体的な学びの方針に基づいて、個人やグループによる発表と質疑応答を中心に進めます。参加者は、新聞や雑誌のニュース記事の内容を要約し、独自の視点からテーマを掘り下げ、パワーポイントを用いてプレゼンテーションを行うことが求められます。

授業の到達目標

1.新聞・雑誌の時事的文章を200~400字程度で要約することができる。
2.時事的テーマについて、パワーポイントを用いて10分程度の発表ができる。
3.独自の視点から、時事的テーマを1500字程度の文章(レポート)にまとめることができる。

成績評価の方法および基準

要約文などの提出25%、プレゼンテーション評価25%、レポート25%、期末テスト25%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書使用しません。
参考文献

準備学修の内容

1.テーマに沿った時事的文章を200~400字程度で要約する。
2.発表時に、パワーポイント資料を作成する。

その他履修上の注意事項

1.必ず第1回の授業から出席してください。
2.出席は「完全カードリーダー制」です。入室時と退室時に学生証をカードリーダーに当てて読み取らせてください。学生証忘れや学生証の当て忘れにはくれぐれも注意してください。学生証を忘れた場合は、授業時にその旨を申し出た上で、指定の手続きをしない限り、出席として認定しません。
3.忌引きを含む公欠については、指定の手続きをした場合に限り、通常の出席として認定します。
4.交通機関の遅延などの不可抗力による遅刻については、授業時にその旨を申し出た上で、指定の手続きをした場合に限り、通常の出席として認定します。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション:授業の到達目標、成績評価方法、進め方について説明する。関心のある時事問題についてグループ内で意見交換をする。グループごとに結果を報告する。
第2回1990年代以降の日本国内の変化を政治的側面から学習する。学習内容の要点とコメントをまとめる。/各自、興味のある時事的文章を用意してくる。
第3回1990年代以降の日本国内の変化を経済的側面から学習する。学習内容の要点とコメントをまとめる。/興味のある時事的テーマ別にグループを作る。
第4回1990年代以降の日本国内の変化を社会・文化的側面から学習する。学習内容の要点とコメントをまとめる。/グループ別に発表の準備をする。
第5回グループ発表:国内政治の動向に関する時事テーマを研究発表する(1回目)。質疑応答を行う。コメント作成。
第6回グループ発表:国内政治の動向に関する時事テーマを研究発表する(2回目)。質疑応答を行う。コメント作成。
第7回グループ発表:国内政治の動向に関する時事テーマを研究発表する(3回目)。質疑応答を行う。コメント作成。
第8回グループ発表:国内経済の動向に関する時事テーマを研究発表する(1回目)。質疑応答を行う。コメント作成。
第9回グループ発表:国内経済の動向に関する時事テーマを研究発表する(2回目)。質疑応答を行う。コメント作成。
第10回グループ発表:国内経済の動向に関する時事テーマを研究発表する(3回目)。質疑応答を行う。コメント作成。
第11回グループ発表:国内の社会・文化の動向に関する時事テーマを研究発表する(1回目)。質疑応答を行う。コメント作成。
第12回グループ発表:国内の社会・文化の動向に関する時事テーマを研究発表する(2回目)。質疑応答を行う。コメント作成。
第13回グループ発表:国内の社会・文化の動向に関する時事テーマを研究発表する(3回目)。質疑応答を行う。コメント作成。
第14回秋期セメスターのふりかえり:プレゼンテーションをもとにレポートを作成する。
第15回秋期セメスターのまとめと期末テストを行う。