担当者 | 李 永淑教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | SOC-101 |
ふだん、私たちは無意識に「あたりまえ」だと考えている価値観に基づいて行動しています。しかしそれは、誰にとっての「あたりまえ」であり、その価値観はどこから来て、どのようにつくられたものなのでしょうか?本授業では、社会の多様な事象について、「本当にそうなんだろうか?」と捉え直すため、私たちの身近な日常生活や、様々な分野における現場の事例をとりあげ、社会学の諸理論を動員して社会を多角的に捉えていきます。そして、社会現場と理論の往復を通じて、社会と自身の相関について考えていきます。社会学Ⅰでは、「私」、「医療」、「福祉」、「ボランティア」、「大学生」、「家族」、「子ども」、「遊び」をテーマに、考えていきます。です。また、授業の理解をより深めるために、現場からゲストスピーカーを招聘する予定です。
・自身の経験や周りに溢れている様々な事象を社会学的にとらえることができる。
・社会学的なものの見方や思考方法を理解することができる。
・社会に対する問いを日常生活の中から見つけることができる。
試験(60 %)、ゲストスピーカーへのミニレポート(10%)授業への参加状況(30%)から、総合的に評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 小児がん病棟と学生ボランティアー関わり合いの人間科学 | 李永淑 | 晃洋書房 |
教科書 | 資料の配付はLMSを利用する予定ですので、各自が事前にプリントアウトして授業に持参してください。詳しくは、初回授業時に説明します。 | ||
参考文献 | 小児がん病棟と学生ボランティアー関わり合いの人間科学 | 李永淑 | 晃洋書房 |
授業で示した文献や用語は確認し、調べてください。
復習として、授業内容をふまえ、自身の日常生活を捉え直す作業を心がけてください。
教科書は基本的に毎時間使用しますので、忘れずに持参してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 「私」を起点とする社会学 |
第3回 | 「遊び」から考える社会学 |
第4回 | 「小児がん」から考える社会学 |
第5回 | 「医療」から考える社会学 |
第6回 | 「病院」から考える社会学 |
第7回 | 「大学生ボランティア」から考える社会学① |
第8回 | 「大学生ボランティア」から考える社会学② |
第9回 | 「小児がんの子どもと家族」から考える社会学 |
第10回 | 「医師」「看護師」から考える社会学 |
第11回 | 「チャイルドライフ・スペシャリスト」「病院職員」「行政」から考える社会学 |
第12回 | 「ボランティア・コーディネーター」から考える社会学 |
第13回 | 日常生活と社会学①「異なる他者との共生」の手がかりを考える |
第14回 | 日常生活と社会学②現場の声から考える ゲストスピーカー:坂上和子氏(認定NPO法人遊びのボランティア 理事長) 「病気になってもいっぱい遊びたいー重い病気の子どもたちと遊んで30年 小児病棟遊びのボランティアのあゆみー」 |
第15回 | まとめ |