社会学演習Ⅱ
担当者李  永淑教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [社会学科]
科目ナンバリングSEM-302

授業の概要(ねらい)

 本演習では、ボランティア活動を通じた「無関係な他者」との関わりあいから、「自分事」と「他人事」をどのように社会化していくことができるのかを考え、受講生各自のボランティア論を構築することを目指していきます。具体的には、受講生自身の「想い」を社会学的な問いとしてとらえなおし、調査や先行研究をもとに論理的な主張を展開し、それを卒業研究・卒業論文という形にすることを目標とします。
 そのために、社会学演習Ⅱでは、受講生が実際に経験したり遭遇した「もやもやした出来事」を題材として、フォーラムシアター(演劇討論)を行い、自覚的・無自覚的な社会への違和感を、自身の身体で感じて表現し、他の価値観と突き合わせたり、他人事を自分事として社会化する手がかりを模索します。
 そのうえで、教科書を用いて、自身が主張したい「想い」を、客観的なデータを元に論証することについて理解します。そして、執筆要綱などの論文執筆において求められる形式に沿って、わかりやすく正しい日本語を用いて書く能力の獲得を目指します。

授業の到達目標

 ・日常生活のなかで「問い」を立てることができる。
 ・自分の考えを口頭・及び文章で具体的かつ論理的に説明することができる。
 ・専門的な文献を読解する力を身につける。
 ・卒業研究・卒業論文執筆のための基礎的な能力を身につける。

成績評価の方法および基準

 授業への参加状況とコメントペーパー(50%)、課題提出(50%)から、総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書最強の社会調査入門前田拓也 (著), 秋谷直矩 (著), 朴 沙羅 (著), 木下 衆 (著)ナカニシヤ出版
教科書
参考文献

準備学修の内容

・活動フィールドや関心のある分野に関連する文献を探して読み、それらはリストとして整理しておくこと。
・「市民参加・ボランティア論Ⅱ」「公共社会学Ⅱ」「地域問題論」を履修することが望ましい。

その他履修上の注意事項

・本演習では、事前課題を課したり、議論や発表、グループワークを多く行います。したがって、遅刻・欠席、課題の未提出、報告の欠席は、単位が認定できないだけではなく、授業の進行も妨げますので、やむを得ない事情(学生便覧参照)以外は原則として認めません。
・発表準備・事前準備をしっかり行うこと。
・課題の提出や共有、連絡等はLMSを使用します。随時確認してください。

授業内容

授業内容
第1回夏期休暇中の課題(レポート)提出と発表
秋学期のガイダンス
第2回発表と議論
第3回発表と議論
第4回発表と議論
第5回発表と議論
第6回発表と議論
第7回発表と議論
第8回発表と議論
第9回中間のまとめ
第10回発表と議論
第11回発表と議論
第12回発表と議論
第13回発表と議論
第14回発表と議論
第15回まとめ