経済史概論Ⅳ(Modern Economic HistoryⅣ)
担当者野澤 丈二教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングECH-104

授業の概要(ねらい)

 TAEP(帝京アジア交流プログラム)留学生向けの科目で、原則として英語を使用言語とします。
 この授業では、主に18世紀から20世紀までを対象として、グローバルな経済システムの歴史について学びます。現代にいたる社会生活の変化を経済的な側面から検討するだけではなく、そのほかのさまざまな要因(政治、文化、科学技術、環境、思想など)も考慮に入れながら、今日のグローバルな世界の成り立ちについて学びます。

授業の到達目標

 ① 経済史とはなにかを説明できる。
 ② 経済的に不均衡な世界の成り立ちを、その歴史的背景から説明できる。
 ③ 過去や歴史を知ることで、現在生きている状況を相対化し、複眼的な思考を養う。

成績評価の方法および基準

 平常点:出席、授業への積極的な参加、授業内課題(30%)、期末試験(70%)
 課題や試験の内容については、授業の様子を見たうえで判断します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『Globalization : A Very Short Introduction』・Manfred B. Steger(Oxford UP, 2017) Fourth Edition

準備学修の内容

 授業で指定する予習資料を事前に必ず読んでくること。
 現在、「グローバル」な視点から書かれた歴史書が、一般向けにも多く刊行されています。書店に立ち寄る機会があれ ば、ぜひ関連書棚を眺めてみてください。もちろんネット上で閲覧できる書評なども活用してください。

その他履修上の注意事項

授業内容

授業内容
第1回イントロダクション
第2回歴史学とはなにか、経済史とはなにか?
第3回授業内課題①
第4回グローバリゼーションという概念
第5回グローバリゼーションの時代区分
第6回グローバルな経済秩序の形成
第7回授業内課題②
第8回国民国家の役割とグローバル・ガヴァナンス
第9回グローバル経済の文化的次元
第10回環境の悪化とグローバル経済
第11回授業内課題③
第12回3つのグローバリズム
第13回グローバルな経済の未来
第14回ドキュメンタリーの鑑賞
第15回まとめと試験