担当者 | 野神 隆之 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | ECP-226 |
当講座(エネルギー経済Ⅰ及びⅡ)は、エネルギー経済の基礎でありかつ本質につき解説することを通じ、現状及びその背景と関連する事項を含め世界のエネルギー情勢の全体像を把握し、その中での日本の位置付けを理解するとともに、世界(及び日本)のエネルギー情勢の将来を展望するために必要な知識や考察方法を習得することを目的とする。現在日本、そして世界各国は様々なエネルギー源を利用しているが、実際に各エネルギー源が、導入規模や導入の方向性を含め、エネルギー情勢全体から見てどのような性格のものになるかにつき、的確に捕捉できるよう、授業を進めることとしたい。秋学期(エネルギー経済Ⅱ)については石油・天然ガス産業及び石油・天然ガス企業戦略(そしてこれは他の産業における企業にも相通ずるものがある)、電力エネルギーを理解する上での基本的知識、及び再生可能エネルギーの現状等を中心に取り扱う予定であるが、エネルギー経済についての理解を深めるうえでタイムリーな話題等がマスメディア等によりもたらされた場合には、それをどのように理解すべきか等につき適宜解説を加えるといった機会を設けることもありうる。なお、以下に記載した授業の計画は暫定的なものであり、今後若干の変更が加えられる可能性がある旨御了承されたい。また、本講座は春学期(エネルギー経済 I)を受講しない学生にも理解できるような授業内容を予定しているが、包括的なエネルギー経済の理解のために、学生は秋学期(エネルギー経済Ⅱ)に加えて春学期(エネルギー経済Ⅰ)についても受講することが望ましい。
マスメディア等を通じて入ってくる、世界(そして日本)のエネルギー情勢に関する数多ある情報に関し、正しく理解し考察するとともに、将来を展望する力を身につけることを目標とする。
期末試験の成績を基本とし、従って成績評価に占める割合は基本的に期末試験100%となる。なお期末試験実施の際、配布資料やノート類等の持ち込みは可とする予定である(詳細は別途授業内で指示する)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 授業を進めるうえで必要と考えられる資料及び文献等は適宜配布する予定である。 | ||
参考文献 |
予習:配布資料等において、予定される授業内容に該当する箇所につき、事前に目を通しておく。
復習:授業内容(配布資料該当箇所、ノート等)につき再確認し、理解として定着させる。
また、学生は日頃から新聞、雑誌、テレビ、及びインターネットを含むメディアなどを通じエネルギーに関する情報に触れ、自分なりに考える努力をすることが望ましい。
本講座ではエネルギー経済の本質に触れて頂くべく、多少の専門知識を使用することを考えているが、学生でも理解が容易となるよう平易な説明を心がける予定である。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | 石油・天然ガス産業の基礎①:産業構造及びその他石油・天然ガス産業を理解するうえで必要な基本的事項 |
第3回 | 石油・天然ガス産業の基礎②:石油・天然ガスの探鉱・開発 |
第4回 | 石油・天然ガス産業の基礎③:石油・天然ガスの輸送・精製・販売 |
第5回 | 石油・天然ガス産業の歴史①:近代石油・天然ガス産業の始まり |
第6回 | 石油・天然ガス産業の歴史②:セブンシスターズ、そしてOPECの時代 |
第7回 | 石油・天然ガス企業の戦略①:最近の石油・天然ガス企業の戦略の背景 |
第8回 | 石油・天然ガス産業の戦略②:最近の石油・天然ガス企業の戦略の特徴 |
第9回 | 石油・天然ガス産業の戦略③:地球環境問題への対応他 |
第10回 | 電力エネルギー①:基本的事項 |
第11回 | 電力エネルギー②:現状 |
第12回 | 再生可能エネルギー①:基本的事項 |
第13回 | 再生可能エネルギー②:現状 |
第14回 | 再生可能エネルギー③:今後の展望と課題 |
第15回 | 総括と期末試験 |