担当者 | 野口 剛教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [史学科] | |
科目ナンバリング | HUG-204 |
この授業は、地形や地名といった地理的条件を基礎として、その上に古文献や発掘事例からわかる歴史的現象を把握していこうとするものです。具体的には、日本の古代社会をあつかった著書を読みながら、それらについて考えていくものです。オンライン授業で行いますので、地図帳や歴史資料集などが必要であり、各自で持参して下さい。また、日本史用語集や日本史辞典などがあると役立ちます。
①地理空間を歴史的な観点から把握する方法を身につけること。
②地図の読み取りに習熟すること。
③古代文献で使われている用語に慣れること。
授業の出席は期限内に課題を提出したことをもって出席の証拠とします。そして、授業全体の3分の2以上の出席が成績評価を受ける最低条件となります。成績評価は毎回出題される課題の出来栄えが全体の約90%、最終レポートが全体の10%という割合で算出されます。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | 『風土記の世界』 | 三浦佑之 | 岩波書店 |
教科書 | 『新詳高等地図』 | 帝国書院編集部 | 帝国書院 |
参考文献 | ex. 日本史用語集 | 山川出版社 | |
参考文献 | ex. 最新版日本史辞典 | 角川書店 | |
参考文献 | ex. 新詳日本史 | 浜島書店 |
次の授業で扱われる範囲を予習して、疑問点を書き出しておいて下さい。
この授業を契機として、なるべく多くの本を読めるようにして下さい。なお、「授業の計画」に示された進度については、状況によって変更する可能性もありますので、あらかじめ承知しておいて下さい。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | 授業の進め方と評価の方法 |
第2回 | 律令国家をめざして |
第3回 | 「日本書」列伝の痕跡 |
第4回 | 「日本書」志の構想 |
第5回 | 常陸国風土記のあらまし |
第6回 | 出雲国風土記のあらまし |
第7回 | 播磨国風土記と豊後国・肥前国風土記のあらまし |
第8回 | 倭武天皇はなぜ存在するのか |
第9回 | 「夜刀神」をめぐる地方と中央 |
第10回 | 松になった男女 |
第11回 | 撰録者としての出雲国造 |
第12回 | 王権としての出雲 |
第13回 | 日本海文化圏とカミムスヒ |
第14回 | 笑われる神と天皇 |
第15回 | 速津媛とオキナガタラシヒメ |