担当者 | 木原 久美子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [心理学科 2018年度以降] | |
科目ナンバリング | DEP-102 |
本講では、胎生期、乳幼児期・学童期といった初期発達における主要な現象に焦点を当て、育ちの原点、育つ原動力、人を育てる環境等について検討する。取り上げるトピックスは、発達研究の方法としての観察、生涯発達の道筋、出生を巡る現代的な課題、コミュニケーション、仲間関係、遊び、園から学校への移行、気になる子や障がい児の発達等である。
なお、授業は、講義とワークを組み合わせて行われる。ワークとして、テーマごとに提示される問いについて、ミニレポートを提出してもらうことを予定している。授業がオンラインになる可能性があるので、そのときには、詳細を追って指示する。
1)いつ、どのような行動が獲得されるのかを学ぶ。
2)発達の道筋を知る。
3)障がいについて、発達的観点から理解する。
4)行動観察のポイントを学ぶ。
授業中に提出する課題(30%)、学習への取り組み(10%)、まとめの試験への取り組み(60%)
なお、オンライン授業の場合、改めて成績評価の方法と基準について改めて、授業資料に掲載する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | テキストは指定しない。参考文献は適宜紹介する。なお、配布資料はLMSにて配信する予定である。 | ||
参考文献 |
1)各回における検討点を1つ導き出す。
2)検討点についての答えをA4用紙、1枚にまとめて提出する(書式は追って指示)。
3)まとめに際し、必要な文献を検索して引用することが望ましい。
発達心理学概論、障害者・障害児心理学、心理学研究法Ⅳ(観察法)は関連する科目として、履修を勧める。
私語・迷惑行為は厳禁である。
回 | 授業内容 |
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第1回 | 1.発達する人と環境との関わりについて学ぶ |
第2回 | 2.発達を捉える“観察”という研究方法の特徴を知る |
第3回 | 3.生涯発達の道筋について学ぶ |
第4回 | ワーク:各自の育ちを振り返り、個人の発達と環境とのかかわりについて考える |
第5回 | 4.出生を巡る現代的な問題について学ぶ |
第6回 | 5.他者との関係性を築く:初期のコミュニケーションの特徴を学ぶ |
第7回 | ワーク:人とのやりとりにおいて、ことば以外の要素が大きく作用することについて自らの体験をもとに考える |
第8回 | 6.仲間の中での育ちについて学ぶ |
第9回 | 7.遊ぶことと発達の関係性を学ぶ |
第10回 | 8.園から学校への移行に伴う課題を学ぶ |
第11回 | 9.子どもに対する気がかり1:気がかりを感じさせる要因について学ぶ |
第12回 | 子どもに対する気がかり2:気になる子どもの特徴について学ぶ |
第13回 | ワーク:障がいを理解する視点について、考えをまとめる |
第14回 | 10.インクルーシブ教育の中での発達:多様性を認め合うことで、何が育つのかを体験をもとに考える |
第15回 | 授業のまとめ・試験 |