民法研究Ⅲ
担当者北見 良嗣教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [法学研究科 法律学専攻]
科目ナンバリング

授業の概要(ねらい)

 担保物権法を中心に、金融取引において重要度の高い判例・論点や最近注目されているものを取り上げて勉強します。同時に、関連する民商法の他の領域も適宜取り上げ、ある程度民商法全体の理解に資するようにします。
(1)開講時に、取り上げるテーマ(論点)とスケジュールを提示します。
(2) 就職後不可欠となる、人前でのプレゼン・討議能力についても、ゼミを通じての修得を目指します。

授業の到達目標

 ①法学検定スタンダード<中級>コース以上の法律知識
 ②就職後に必要とされる一般教養

成績評価の方法および基準

 報告、議論への参加、問題意識等を総合評価します。積極的な貢献を期待します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『Law Practice 民法Ⅰ【総則・物権編】[第4版]』千葉恵美子・潮見佳男・片山直也商事法務(2018)
参考文献『リーガル・リサーチ&レポート(第2版)』田高=原田=秋山有斐閣(2020)
参考文献『民法Ⅰ[第4版]総則・物権総論』内田貴東京大学出版会(2008)
参考文献『民法Ⅲ[第4版]債権総論・担保物権』内田貴東大出版会(2020)

準備学修の内容

 講義内容のうち理解が難しい点についてはそのままにせず、必ずその日のうちにノート整理を行って、復習して下さい。

その他履修上の注意事項

 ①参加学生は、毎回のスケジュールに沿って、内田民法やLPⅢにおける該当箇所を予習しておくことが求められます。

授業内容

授業内容
第1回 イントロダクション~進め方説明
第2回 教員説明
第3回 LPⅠ設問31:取消しと登記
第4回 LPⅠ設問36:民法177条の第三者の範囲
第5回 LPⅠ設問37:即時取得~192条
第6回 LPⅠ設問44:動産質・質権設定と転質
第7回 LPⅠ設問43:留置権の成立および効力
第8回 LPⅠ設問46:抵当権に基づく賃料債権への物上代位
第9回 LPⅠ設問49:抵当権に基づく明渡請求
第10回 LPⅠ設問50:法定地上権~単純抵当
第11回 LPⅠ設問51:法定地上権~共同抵当
第12回 LPⅠ設問55:不動産譲渡担保①
第13回 LPⅠ設問56:不動産譲渡担保②
第14回 LPⅠ設問57:集合動産譲渡担保
第15回 LPⅠ設問58:所有権留保
 まとめ