教育学入門Ⅱ
担当者福島 健介教員紹介
単位・開講先必修  2単位 [初等教育学科 初等教育コース]
科目ナンバリングEDU-102

授業の概要(ねらい)

 教育学は教員を養成するための学問と思われるかもしれませんが、それだけではありません。学校だけではなく、家庭や社会、さらには企業などにおける教育について、また、子ども、人間について広く学ぶ学問です。本学部では、教員養成・保育者養成を中心としながらも、幅広く教育について学び、それぞれの分野の教育の専門家を養成することを目指しています。
 本科目では、1年配当必修科目として、教育学部で学ぶ教育学とは何か、また教育学部で学ぶことのできる教育学の諸分野についてその概要と魅力を、各分野専門の教員が講義していきます。そのため、講義は概ね2回の講義で1主題について扱っていくことになります。この講義を通じて、教育学部で何を学んでいきたいのかを考え、自分の追究したい主題を発見していただきたいと考えています。

授業の到達目標

 ①広く教育学の諸分野について学び、教育とは何か考える。
 ②これまでの「学び」をふりかえり、これからの「学び」の可能性について考える。

成績評価の方法および基準

 平常点60%(毎回の講義で課題が示される)、講演会への参加・最終回でのまとめの課題等40%で総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書テキストは用いません。参考文献は、授業の中で随時紹介します。
参考文献

準備学修の内容

 ①講義内で紹介された参考文献を積極的に入手して読んで下さい。
 ②帝京大学図書館(MELIC)Webサイトのトップページにある「先生の本棚」、教育学部・教職大学院教員推薦図書リストから先生方が勧める本を積極的に読み、教育の幅広い分野について知識や考えを深めていって下さい。

その他履修上の注意事項

 高校までと違って人数の多い教室で、毎回のように異なる先生の講義を聴くことになりますので戸惑うかもしれませんが、各主題の講義から、本学部でどのようなことを学んでいきたいのか視野を広げて考えて下さい。

授業内容

授業内容
第1回 オリエンテーション
第2回 特別講演会
 帝京大学で教育を学ぶ学生に期待すること
第3回 教育方法学
 エスノメソドロジー・会話分析からのアプローチ
第4回 教育方法学
 教育方法をめぐる3つのスケッチ―授業研究・ICT活用・学校図書館活用―
第5回 教育行政学・教育経営学
 学問的特徴と教員を対象とした実際の分析例
第6回 教育社会学・高等教育論
 学問的特徴と見方・考え方
第7回 教育社会学・高等教育論
 大学で学ぶということ
第8回 教育哲学・教育史
 「子どもは哲学者である」という言説の意味
第9回 教育哲学・教育史
 歴史の窓から教育をみてみたら
第10回 教育工学・教育情報学
 工学的視点から、効率のよい授業を考えよう。
第11回 教育工学・教育情報学
 教育工学の誕生と発展、その到達点
第12回 スポーツ科学・健康教育学
 健康行動理論と健康教育学
第13回 スポーツ科学・健康教育学
 学校教育及び生涯学習におけるスポーツの意義と役割
第14回 環境教育
 「ごみ」問題を視点に考える環境教育
第15回 まとめ
 振り返りの課題レポート