担当者 | 浜井 和史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [総合基礎科目] | |
科目ナンバリング | POL-103 |
本授業は、幕末から太平洋戦争に至るまでの戦前期全般の時期における日本の政治と外交の歴史について解説する。特に、明治立憲体制の成立とその展開過程を中心に取り上げ、戦前期における「デモクラシー」の可能性と挫折について考える。また、内政と対外関係が密接に連動しているとの観点から、国内政治の動向のみならず、国際環境の変動や日本が遂行した戦争にも着目する。
・戦前期における日本の政治と外交の歴史についての基本的知識を習得する。
・戦前期における日本の政治と外交の特質について理解し、考察する能力を身につける。
平常点(40%)とレポート課題(60%)で評価する。レポート課題は、授業内容をよく理解して書けているかが評価基準の重要なポイントとなる。ネットからのいわゆるコピペ等は不正行為とみなして然るべき処置をとる。平常点は出席の他、提出物等によって評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 特に教科書は指定せず、関連書籍を適宜授業内で紹介する。 | ||
参考文献 | 『日本政治史―現代日本を形作るもの』(2020年) | 清水唯一朗、瀧井一博 、村井良太 | 有斐閣 |
参考文献 | 『日本政治史―外交と権力(増補版)』(2017年) | 北岡伸一 | 有斐閣 |
授業では戦前期の日本政治外交に関する膨大な情報量を扱うので、ノートや配布プリントの見直しなどの復習により、知識を定着させる努力を怠らないこと。
・普段から日本の政治や外交の歴史に関連するテレビ番組や新聞・雑誌記事に目を通すよう心がけること。
・授業中の私語や携帯・スマホの使用は厳に謹むこと。行為によっては退出を命じることや、以後の受講を認めない場合がある。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス/徳川政治体制と御威光の体系 |
第2回 | 尊攘運動と公議輿論の尊重 |
第3回 | 近代国家の建設 |
第4回 | 自由民権運動の展開 |
第5回 | 明治立憲体制の成立 |
第6回 | 文明国と条約改正 |
第7回 | 初期議会と日清戦争 |
第8回 | 日露戦争と桂園時代 |
第9回 | 大正デモクラシー |
第10回 | 「憲政の常道」の時代 |
第11回 | 政党政治の自壊 |
第12回 | 満洲事変と国際的孤立 |
第13回 | 軍部の台頭と立憲政治の危機 |
第14回 | 日中戦争と戦時体制の構築 |
第15回 | 太平洋戦争への道 |