スポーツ方法実習(水泳)Ⅰ
担当者蛭間 栄介教員紹介
単位・開講先選択  1単位 [スポーツ医療学科]
科目ナンバリングESS-203

授業の概要(ねらい)

 水の特性を理解し、水中運動の基本的理論と指導法を学修します。さらに、水中運動における安全管理について学修します。また、クロールおよび背泳ぎの泳力の向上及び技術の習得をはかるとともに、水中運動(歩行、アクアビクス)指導法と基本的理論を学修します。グループワークを通して、各自の泳力の評価や指導法を学修します。

授業の到達目標

 1.水の特性と身体に及ぼす影響について説明できる。
 2.正しいデモンストレーションを行うことができる。
 3.生徒および一般の方々を対象に水泳指導(クロールと背泳ぎ)ができる。

成績評価の方法および基準

 授業ノート(40%)、レポート(30%)、実技試験(30%)から評価をします。出席回数が授業回数の3分の2未満の学生は単位取得ができません。欠席1回は減点(5点)とします。 

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書は無いが、下記の参考書を読むことを薦めます。
教科書また、必要に応じてプリントを配布します。
参考文献『水泳指導教本』財団法人日本水泳連盟 編大修館書店
参考文献『アクアエクササイズ指導教本』深代泰子、尾陰由美子 監修(社)日本エアロビックフィットネス協会
参考文献『中学校指導要領解説保健体育編』
参考文献『高等学校指導要領解説保健体育編・体育編』
参考文献『中学校および高等学校体育実技』

準備学修の内容

 事前に配布されたプリントおよび参考書を読み、内容を理解しておいてください。また、開会の授業前に授業ノートに各自の学修目標を整理し、授業後は指導内容、指導のポイント及び振り返りを授業ノートにまとめておいていてください。
 日常的に運動やトレーニングをして、体力の維持増進をしてください。

その他履修上の注意事項

 大学が実施する健康診断を受けておいてください。

授業内容

授業内容
第1回 講義1:オリエンテーションと水泳の基礎知識(水の特性と水泳における力学的影響)についての理解する。
第2回 水泳に必要な準備体操について理解する。水慣れと水の特性を体験する。
第3回 アクアエクササイズⅠ:水中歩行について指導できる。
第4回 アクアエクササイズⅡ:アクアビクスのステップについて指導できる。
第5回 アクアエクササイズⅢ:水中レジスタンスエクササイズについて指導できる。
第6回 クロールの指導法と泳法練習Ⅰ:クロールの段階的指導法について指導できる。
第7回 クロールの指導法と泳法練習Ⅱ:クロールのターンについて指導できる。
第8回 クロールの指導法と泳法練習Ⅲ:クロールの泳力向上について指導できる。
第9回 背泳ぎの指導法と泳法練習Ⅰ:背泳ぎの段階的指導法について指導できる。
第10回 背泳ぎの指導法と泳法練習Ⅱ:背泳ぎのスタートおよびターンについて指導できる。
第11回 背泳ぎの指導法と泳法練習Ⅲ:背泳ぎの泳力向上について指導できる。
第12回 背泳ぎの指導法と泳法練習Ⅳ:クロールと背泳ぎのコンビネーション泳を指導できる。
第13回 実技テストに向けた、総合練習を各自の指導および泳力レベルに応じて練習できる。
第14回 水中でのウォーミングアップと生理的応答について指導・説明できる。実技テスト(3分間泳)をおこなう。
第15回 講義2:水泳および水中運動の指導法について説明できる。