担当者 | 比佐 優子教員紹介 | |
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単位・開講先 | 必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | SEM-302 |
日本の食文化は国際的に高い評価を受けているのに、海外にはあまり配信されない。また素晴らしい商品であっても、衰退していくものも数多く存在する。ゼミではハチミツという商品をテーマにいろいろな角度から問題を取り上げます。ハチミツは近年ブームとなって、はちみつそのものだけではなく、お菓子や健康食品として、化粧品などにも使われる。一方、香辛料として用いられてきた山椒は、帝京大学医真菌研究センターにおいて近年、口腔ケアのとして有用な研究成果が出させています。
ゼミでは、長年はちみつを使った食品もしくは化粧品の商品開発を行ってきました。今年はさらに、医真菌研究センターにおいて研究している山椒を用いて、口腔ケアの商品について商品開発を行うつもりです。商品開発に焦点をあて、市場分析、商品開発、自然環境、企画・運営、アンケート調査、販路開拓といった視点で、蜂蜜とはちみつをテーマに各種の企画を軸に活動します。最終的に学内での販売を計画しています。
ゼミの活動は、はちみつと山椒の知識の習得、食品および化粧品の国際展示会場への見学と参加、商品の生産工程、予算、資金獲得、商品開発、デザイン、広告、販路など学生主体でグループをもとに実際におこなっています。さらに自然環境にも視野を広げ、大学のある多摩地区の里山の自然と地産地消などを通じて、身近な街の自然環境の変化を理解することも視野に、入れています。ゼミは、司会者と書記を決め学生主体で運営します。山椒・はちみつプロジェクトを通じて、大学内外での活動、自主性、共同作業を通じて、コミュニケーション能力を高めます。こうした活動は、医真菌研究センターの協力、竹内養蜂、ローザ特殊化粧料、株式会社FIO、各種食品会社の協力に支えられ、学生がこれら民間企業との交渉を主導的に進め、自分のアイディアを実現しようと取り組んでいます。
比佐ゼミでは、各自の視点でいろいろなビジネスの可能性を考える自主性、その力と表現力を養うことを期待します。
一年間の「はちみつ・山椒プロジェクト」を通じて、各々が選んだテーマについて調べ、活動を行い、成果を具体的に示し、配信する。プロジェクトを通じて、学問的理解、発表原稿作成、企業との交渉、商品開発、市場調査、販路開拓、アンケート調査、統計処理、プレゼン能力について幅広い技術を身に着ける。また自主的に活動し、共同作業を通じて、コミュニケーション能力を高めます。
大学内外でのゼミ・発表への貢献度、出席、課題の作成、自主性、協調性を重要視します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『ミツバチ 飼育・生産の実際と蜜源植物』1997年ほか ガイダンスにて発表 | 角田公次 | 農文協 |
参考文献 | ガイダンスにて発表 |
前期の開発計画で検討された商品・企画について、各自同種の商品について調査しておくこと。前期の内容をパワポでまとめ、内外の発表の練習をすること。
後期は具体的な商品開発・企画、アンケート調査に入ります。楽しみながら、各自が自主的にプロジェクトに取り組むことを期待します。プロジェクトの出席は必須です。あらかじめ日程調整をしますので各自責任をもって参加してください。
回 | 授業内容 |
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第1回 | ガイダンス |
第2回 | はちみつ・山椒商品開発 計画書作成 |
第3回 | はちみつ・山椒商品開発 計画書の発表 |
第4回 | 商品研究:コスト計算 |
第5回 | 商品研究:資金調達 |
第6回 | 商品企画:デザイン・市場調査 |
第7回 | 商品企画:デザイン・市場調査 |
第8回 | 商品開発:販路・広告 |
第9回 | 商品開発:販路・広告 |
第10回 | 商品作成、アンケート作成 |
第11回 | 商品作成、アンケート作成 |
第12回 | 試作品配布 アンケート調査 |
第13回 | アンケート集計 |
第14回 | アンケート結果分析 |
第15回 | 報告書作成 |