担当者 | ||
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単位・開講先 | 選択 2単位 [初等教育学科 初等教育コース] | |
科目ナンバリング | ESS-302 |
小学校の特別の教科 道徳(道徳科)について、グループ活動等を通して、道徳教育の「要」として充実した授業を実施するための指導過程や指導方法について理解し、実践的指導力を身に付ける。特に、道徳科の指導内容や具体的な指導方法、授業を進めるにあたっての留意点等を理解し、それを学習指導案に表現することができるようにすると共にグループごとに模擬授業を実施することで実践的指導力を身につける。
①道徳教育と道徳科の目標や内容について理解することができる。
②道徳科の授業の指導過程や具体的な指導方法を理解することができる。
③道徳科の授業を進めるための諸要素を踏まえた学習指導案を作成し、模擬授業で具体化することができる。
授業中の学習姿勢および毎回提出する小レポート(50%)学習指導案および模擬授業(20%)試験(30%)を総合して評価する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 帝京大学教育学部初等教育学科初等教育コース編『小学校教師の専門性育成』 | 帝京大学教育学部初等教育学科初等教育コース編 | 現代図書 2020年 |
教科書 | 『小学校学習指導要領解説・特別の教科 道徳編』(平成29年6月) | 文部科学省 | |
参考文献 |
道徳科の指導力は、これからの教師に求められる重要な力である。毎回の授業内容の考察を所定のレポート用にまとめ、次の授業で必ず提出すること。また、授業外では、各自作成する学習指導案やグループで実施する模擬授業の指導案と教材準備等を積極的に行い、実践的指導力を深めることができるよう努力すること。
道徳教育は道徳科を要として全ての教育活動を通じて行うものであり、教育の基盤でもある。したがって、道徳科の在り方の理解及び実践的な指導力を身に付けることは、教育活動の大変重要な要素である。授業では講義の他にグループでのディスカッションも行っていくため、取り組みの姿勢も重要である。主体的かつ積極的にに学ぶ努力をして欲しい。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション(道徳の教科化の背景と道徳科について) (講義、グループ・ディスカッション) |
第2回 | 道徳教育の目標と道徳科の指導(講義、グループ・ディスカッション) |
第3回 | 道徳科の指導内容(講義、グループ・ディスカッション) |
第4回 | 道徳科の基本的な指導過程(講義、グループ・ディスカッション) |
第5回 | 道徳科の学習指導案(講義、グループ・ディスカッション) |
第6回 | 道徳科の授業を進めるにあたっての教材分析と発問構成(講義、グループ・ディスカッション) |
第7回 | 道徳授業の教材提示と話合い活動(講義、グループ・ディスカッション) |
第8回 | 学習活動の充実と板書の活用(講義、グループ・ディスカッション) |
第9回 | 道徳科学習指導案の作成方法①(具体的な学習指導案の事例の分析) (講義、グループ・ディスカッション) |
第10回 | 道徳科学習指導案の作成方法②(授業の実際と学習指導案の配慮事項) (講義、グループ・ディスカッション) |
第11回 | 模擬授業とその省察①(主として自分自身に関すること) (講義、グループ・ディスカッション) |
第12回 | 模擬授業とその省察②(主として人との関わりに関すること) (講義、グループ・ディスカッション) |
第13回 | 模擬授業とその省察③(主として集団や社会との関わりに関すること) (講義、グループ・ディスカッション) |
第14回 | 模擬授業とその省察④(主として生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること) (講義、グループ・ディスカッション) |
第15回 | 道徳の指導法のまとめ |