日本文化研究(マンガ・アニメーション)Ⅱ
担当者萩原 由加里教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングARL-210

授業の概要(ねらい)

普段、何げなく見ている作品であっても、自分では気づかない作り手の工夫が数多くあります。また、過去のさまざまなジャンルの作品を参考にしていたり、同時代の日本社会の在り方をも反映しています。日本を代表する作品をセレクトした上で、日本のマンガ・アニメーションの独創性について考えていきます。

授業の到達目標

1、作品から現代の日本文化の特徴を読み解く能力を身につける
2、日本と海外における作品の違いを把握することで、日本文化の独自性とは何かを考える能力を身につける

成績評価の方法および基準

期末レポート60%、平常点(毎回の小レポート)40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書:なし
参考文献『マンガ・アニメで論文・レポートを書く  「好き」を学問にする方法』(2017)山田奨治編著ミネルヴァ書房

準備学修の内容

毎回の授業で、次回に取り上げる作者もしくは作品を紹介するので、当時の社会的・政治的な出来事を図書館やネットを使って調べ、時代背景を把握したうえで授業に臨むこと。 

その他履修上の注意事項

オンライン授業のため、映像の著作権等の関係から、授業内容が一部変更になる場合もあります。
リンク先の映像を、各自で視聴してもらうこともあります。

授業内容

授業内容
第1回日本文化としてのマンガ・アニメーションとは
第2回人形アニメーションの世界
第3回多摩とアニメーション1 ―近藤喜文『耳をすませば』
第4回海外の人形アニメーション ―特撮との関連性
 
第5回新房昭之の世界
第6回幾原邦彦の世界
第7回新海誠1 ―『ほしのこえ』によるデビュー
第8回新海誠2 ―『君の名は』の大ヒットへ
第9回多摩とアニメーション2 ―高畑勲『平成狸合戦ぽんぽこ』
第10回海外との比較2 ―国家が支援するカナダのアニメーション
第11回細田守『時をかける少女』
第12回片淵須直『この世界の片隅に』
第13回加藤久仁夫『つみきのいえ』
第14回海外との比較3 ―ロシアのアニメーション
第15回マンガ・アニメーションの未来を考える