日本アニメーション史Ⅱ
担当者萩原 由加里教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングARL-208

授業の概要(ねらい)

日本アニメーションの歴史について、制作者と作品、そして受け手の時代による変化を取り上げていきます。過去から現代へと至る道筋を見ていくことで、現代の日本アニメーションがいかにして形成されていったのかを知るだけでなく、そしてこれからの時代にアニメーションはどうなっていくのかを考えていきます。

授業の到達目標

1、戦前と戦後における日本の、断絶と継続がアニメーションの世界においていかに実践されたのかを、実際の映像を踏まえながら考える力を身につける。
2、日本のアニメーションが海外と区別されて「アニメ」と呼ばれるに至った理由を理解できるようにする。

成績評価の方法および基準

期末レポート60%、平常点(毎回の小レポート)40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書:なし
参考文献『アニメーション学入門』(2017)津堅信之平凡社

準備学修の内容

毎回の授業で、次回に取り上げる時代とテーマを紹介するので、その時代の社会的・政治的な出来事を書籍やネットを使って調べて、時代背景を把握したうえで授業に臨むこと。

その他履修上の注意事項

オンライン授業のため、映像の著作権等の関係から、授業内容が一部変更になる場合もあります。
リンク先から、各自で映像を視聴してもらうことがあります。

授業内容

授業内容
第1回アニメーションとは?
第2回東映動画の設立
第3回TVアニメの登場と第1次アニメ・ブーム
第4回TVアニメの隆盛と東映動画の転換
第5回『太陽の王子 ホルスの大冒険』にみる東映動画の転換
第6回東映動画を去った男たち
第7回少女向けTVアニメの登場
第8回スポコン・アニメの流行
第9回ディズニーの転換
第10回第2次アニメ・ブーム
第11回越境の80年代
第12回第3次アニメ・ブーム
第13回2000年代におけるCGの導入
第14回2010年代の革新 ―第4次アニメ・ブームはいつ到来するのか?
第15回アートとアニメーション