日本アニメーション史Ⅰ
担当者萩原 由加里教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [日本文化学科]
科目ナンバリングARL-207

授業の概要(ねらい)

日本アニメーションの歴史について、制作者と作品、そして受け手の時代による変化を取り上げていきます。スタートから終戦までの半世紀に渡る道筋を見ていくことで、現代の日本アニメーションがいかにして形成されていったのかを知るだけでなく、そしてこれからの時代にアニメーションはどうなっていくのかを考えていきます。

授業の到達目標

1、どのようにして作品が作られたのかを考えていくことで、日本の社会や文化のあり方を考える。
2、これからの日本アニメーションの現場においてはどのような作品が求められるのか、日本アニメーションの将来を考えられるようにする。

成績評価の方法および基準

試験60%、平常点(小レポート)40%

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書教科書:なし
参考文献『アニメーション学入門』(2017)津堅信之平凡社

準備学修の内容

毎回の授業で、次回に取り上げる時代とテーマを紹介するので、その時代の社会的・政治的な出来事を図書館やネットを使って調べて、時代背景を把握したうえで授業に臨むこと。

その他履修上の注意事項

積極的な質問を期待します。

授業内容

授業内容
第1回アニメーションとは?
第2回アニメーションの誕生
第3回日本へのアニメーションの伝来
第4回弟子たちの時代
第5回大藤信郎とレコード式トーキー
第6回海外でのトーキー化
第7回日本におけるトーキー化への挑戦
第8回京都とアニメーション
第9回1930年代の戦争とアニメーション
第10回日米開戦とアニメーション
第11回アメリカのプロパガンダ・アニメーション
第12回終戦が日本アニメーションにもたらしたもの
第13回こねこの系譜
第14回東映動画の設立
第15回日本アニメーションとは何だったのか?