授業の概要（ねらい）

この授業では平安・鎌倉時代の古典文学作品および古典文学作品に関する学術論文の読解を行う。
平安・鎌倉時代の古典文学作品を読むために必要な基礎知識（文化・習俗）について講義した後、古典文学作品の精読を通じて理解を深める。前期の授業では、壮絶な継子いじめの描写から日本版シンデレラ物語とも言われる、『落窪物語』を読む予定である。
単に現代語訳を確認するだけではなく、辞書や注釈書、学術書、学術論文など、読解に必要な工具を紹介し、「古典文学を研究する」ために必要な基礎的手続きを理解することを目指す。

授業の到達目標

古典文学を研究するための専門的知識を獲得し、興味をもった事柄について自ら調査することができる。

成績評価の方法および基準

授業内試験（80％）と平常点（コメントシート・小テストなど、20％）をあわせて評価します。

教科書・参考文献

準備学修の内容

予習のために配布されたプリントを次の授業までに読んでおき、分からない言葉を辞書などを使って調べ、内容を理解しておく。

その他履修上の注意事項

授業中の質問やコメントシート等を通じて、積極的な授業参加を求めます。

授業内容