担当者 | 二村 英夫教員紹介 | |
---|---|---|
単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学研究科 経済学専攻] | |
科目ナンバリング |
当講義では、金融の基礎的な理論を習得するとともに、1950年代から現代までの日本の経済状況、金融政策の考え方とその効果について説明します。
金融の基礎理論を習得し、金融自由化・グローバル化の進展具合や最近の金融政策に関わる問題への理解を深め、自分の考え方を深めることを目標とします。経済学ばかりでなく経営や観光分野を目指す学生にも戦後から現代にいたる日本の抱えてきた金融問題をわかりやすく説明いたします。また、日本と中国の金融制度、金融政策の相違などにも注意して講義します。
出席状況(25%)、課題とレポート(75%)、をベースに総合的に評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
---|---|---|---|
教科書 | |||
教科書 | |||
参考文献 | 『中央銀行』 | 白川 方明 著 | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 『入門金融(第5版)』 | 黒田晁生 著 | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 『金融読本(第30版)』 | 島村高嘉 中島真志 著 | 東洋経済新報社 |
毎日の金融関連のニュースに興味を持ち、参考書について、当該部分を事前に予習しておくこと、また、毎回の講義時に配布される資料をもとに復習することを薦めます。
金融論特講Ⅰと金融論特講Ⅱを継続して履修することを薦めます。
回 | 授業内容 |
---|---|
第1回 | オリエンテーション |
第2回 | 戦前水準への回復期と金融の役割 |
第3回 | 高度経済成長期を支えた金融規制と経済政策 |
第4回 | 戦後の金融政策の光と影 |
第5回 | 高度経済成長期の理論的な考え方 |
第6回 | 石油ショック、円高の克服と金融政策 |
第7回 | インフレーションと失業 |
第8回 | バブルの時代(1980年代後半の経済状況) |
第9回 | 不良債権と金融再生の考え方 |
第10回 | デフレ不況と金融政策(量的緩和政策) |
第11回 | リーマンショック、東日本大震災と金融政策(包括緩和政策) |
第12回 | アベノミクスと金融政策(異次元緩和政策) |
第13回 | 最近の金融政策の内容と検証①(米国、EU,中国等の政策との比較) |
第14回 | 最近の金融政策の内容と検証②(出口戦略の重要性) |
第15回 | 今学期のまとめ |