担当者 | 二村 英夫教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | ECP-202 |
経済政策論Ⅰで学んだ基本的なマクロ経済の枠組みや経済政策の効果を整理したうえで、戦後のそれぞれの経済環境を背景に日本、海外(主にアメリカ合衆国)の採用してきた金融政策、財政政策を政策目的、実際の効果、そこから得られた教訓などを考察してみましょう。
経済政策の基礎理論の理解とこれまでの主要な経済政策の実績を振り返ってみて、政策目的、実際の効果を理解することを到達目標とします。
出席状況(25%)、授業中に出す課題(10%)、中間テスト・期末テスト(65%)から総合的に評価します。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | |||
参考文献 | 『マクロ経済学2(第4版)応用編』 | N.グレゴリー・マンキュー | 東洋経済新報社 |
参考文献 | 『国際経済学 理論と政策 下 金融編』 | P.R.クルーグマン | 丸善出版 |
授業の後に授業で配布した資料をベースに復習を心がけてください。また、日頃から金融経済のニュース報道に関心を持ってください。
原則、経済政策論Ⅰを履修し、この内容を理解した学生を対象に経済政策論Ⅱを履修して下さい。経済政策論Ⅰが基礎編、経済政策論Ⅱは応用編となります。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | 高度経済成長期における金融政策と財政政策 |
第3回 | 高度経済成長期の経済政策の光と影 |
第4回 | 1970年代の石油ショック、円高の克服のための経済政策 |
第5回 | 1970年代のインフレーションと失業の併存 |
第6回 | 安定化政策の考え方(経済予測の整合性、ルールか裁量か) |
第7回 | 1980年代の金融財政政策とバブルの発生・崩壊 |
第8回 | 1990年代の不良債権と金融財政政策 |
第9回 | 政府負債と財政赤字 |
第10回 | 日本の現在の財政再建問題 |
第11回 | 2000年代の新自由主義的な経済政策の考え方 |
第12回 | 国際的な政策協調の考え方 |
第13回 | アベノミクスの金融財政政策 |
第14回 | 最近の先進諸国の経済政策の検証 |
第15回 | まとめ |