経済政策論Ⅰ
担当者二村 英夫教員紹介
単位・開講先選択必修  2単位 [経済学科]
科目ナンバリングECP-201

授業の概要(ねらい)

 経済政策論は、経済に関して政府が行う政策の総称と捉えられ、この中でも金融政策、財政政策が重要です。マクロ経済の基本的な枠組みをベースに経済政策の基礎理論を説明いたします。また、こうした政策は、経済環境、経済制度により政策目的や政策の効果が変化します。こうした点も説明いたします。

授業の到達目標

 マクロ経済の枠組みと経済政策の概要、政策目的、政策効果の基本を理解することを目的とします。

成績評価の方法および基準

 出席状況(25%)、授業中に出す課題(10%)、中間テスト・期末テスト(65%)から総合的に評価します。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書
参考文献『マクロ経済学 入門編(第4版)』N.グレゴリー・マンキュー東洋経済新報社
参考文献

準備学修の内容

 授業の後に授業で配布した資料をベースに復習を心がけてください。また、日頃から経済のニュース報道に関心を持つようにしてください。

その他履修上の注意事項

 経済政策論Ⅰと経済政策論Ⅱを継続して履修することを原則とします。

授業内容

授業内容
第1回オリエンテーション
第2回経済政策論とは何か
第3回国民経済の捉え方(国民総生産、国民所得勘定)
第4回金融経済の捉え方(国民経済を金融面から捉える)
第5回貨幣とインフレーション
第6回金融政策の目的と手段
第7回財政政策の目的と手段
第8回ケインジアン交差図を用いた財政政策の効果
第9回IS/LMモデルの構築(財サービス市場、金融市場の均衡)
第10回IS/LMモデルの応用(金融政策、財政政策の効果)
第11回総需要の理論としてのIS/LMモデル
第12回マンデル・フレミング・モデルと開放経済モデル
第13回マンデル・フレミング・モデルと通貨制度、政策効果
第14回短期から長期への捉え方
第15回まとめ