担当者 | 藤木 貴史教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択 2単位 [法律学科 2017年度以前] | |
科目ナンバリング | SOL-302 |
私たちの社会では、多くの人が雇用されて労働し、賃金を得ることで生活しています。しかし、労働者は使用者よりも力が弱いため、適切な法規制がなされないと、さまざまな困難に直面することになります。労働法は、こうした困難を防ぎ、人間が人間らしく生きられようにさまざまな規制を行う法分野です。
労働団体法IIでは、集団的労働法のうち、団体交渉権、団体行動権に関する基礎的部分を扱います。労働団体法IIと労働団体法Iは連続性が強いので、両方連続して履修することを強く勧めます。また、労働法I・IIの知識があることが望ましいです。
※授業はレジュメを配布し対面型で進めます。状況により、オンライン授業を組み合わせたハイブリッド型となる可能性があります。
※講義中詳細に触れられない点については、教科書・参考書等で学習するよう指示することがあります。
①集団的労働法の基礎的な知識を習得する。
②労働法を知らない人に対して、労働法の仕組みを説明し、職場の問題解決の指針を示すことができる。
①期末レポート:5割(説明問題/事案問題により、労働法の仕組みを説明できるかを測る;最終授業日締切り)
②小テスト:5割(穴埋め問題/選択式問題により、基礎的知識の定着度を測る)
※小テストはLMSを通じて毎回出題します。小テストを受講して初めて平常点となります。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『基礎から学ぶ労働法II〔第2版〕』 | 金子征史ほか | エイデル研究所(2016年) |
参考文献 | 『労働関係法規集(2020年版)』 | 日本労働政策研究・研修機構 | 日本労働政策研究・研修機構 |
参考文献 | 『労働組合法〔第3版〕』 | 西谷敏 | 有斐閣(2012年) |
参考文献 | 『労働法総論・労使関係法』 | 盛誠吾 | 新世社(2000年) |
参考文献 | 『労働組合法 基礎と活用』 | 道幸哲也 | 日本評論社(2018年) |
講義前:30分程度を目安に、テキストの当該箇所を読む。不明点をノートに書きだし、講義において問題点を理解できるようにしましょう。
講義後:1時間程度を目安に、小テストへの取組み、テキスト・レジュメの復習、参考書学習。友達・家族に、その日聞いた労働法のおおまかな仕組みを説明できる程度まで復習しましょう。
①講義中は講義に集中することが求められます。
②ゲームや私事を見つけた場合には止めるよう注意をします。また、食事は禁止します。(飲み物を飲むのは構いません)。
③休まないで出席することは理解の前提となるので、その旨心がけてください。
④六法/法令集は授業に持ってくること。また、自分で必要な条文を探せるようにしておくこと。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション |
第2回 | 争議行為(1):争議権の意義 |
第3回 | 争議行為(2):争議行為の正当性 |
第4回 | 争議行為(3):争議行為と賃金 |
第5回 | 争議行為(4):争議をめぐる紛争解決の仕組み |
第6回 | 組合活動(1):企業内組合活動 |
第7回 | 組合活動(2):企業外組合活動 |
第8回 | これまでのまとめ/中間的進度調整 |
第9回 | 団体交渉(1):団体交渉の仕組み |
第10回 | 団体交渉(2):義務的団交事項 |
第11回 | 労働協約(1):労働協約の意義 |
第12回 | 労働協約(2):労働協約の規範的効力 |
第13回 | 労働協約(3):労働協約の債務的効力/拡張適用 |
第14回 | 労働協約(4):労働協約の拡張適用/不利益変更 |
第15回 | 全体のまとめ |