社会学Ⅱ
担当者藤本 龍児教員紹介
単位・開講先選択  2単位 [総合基礎科目]
科目ナンバリングSOC-102

授業の概要(ねらい)

 あなたは、人間は猿から進化してきた、ということを信じていますか?
 日本人の多くは、ダーウィンが唱えた進化論を、当然のこととして信じています。
 ところがアメリカ人で一般的な進化論を信じているのは、およそ25%ほどしかいません。
 アメリカは近代日本、とくに戦後日本と深いつながりをもった国でした。
 しかし実のところアメリカには、日本人からすれば驚くべき側面が少なくありません。
 日本とアメリカには、社会構造だけでなく、それを支える世界観や思想に大きな違いがあるのです。
 この講義では、社会学Ⅰに続いて、おもにアメリカを中心としながら現代社会について考えます。
 社会的事件や社会問題だけでなく、社会思想までを含めて論じます。
 アメリカを社会学的に、さらには社会哲学的に理解するのが目的です。

授業の到達目標

 アメリカ社会を、政治、経済、文化など、多角的にイメージできるようになること。

成績評価の方法および基準

・原則として8割以上の出席を前提とする。
・適宜おこなう感想文の提出を必須とする。
・試験において講義内容とテキストにかんする理解度を問う。
・以上に授業態度をくわえ、総合的に判断する。

教科書・参考文献

種別書名著者・編者発行所
教科書『アメリカの公共宗教:多元社会における精神性』藤本龍児NTT出版
教科書他の参考文献は、講義中に紹介する。
参考文献

準備学修の内容

 この講義には、特別な前提知識は必要ありません。

その他履修上の注意事項

 この講義だけで一つのまとまりをもっていますが、社会学Ⅰを履修していることが望ましい。
 講義は以下のような内容を計画しています。ただし、受講者の理解や関心に応じて柔軟に改変していきます。

授業内容

授業内容
第1回はじめに
第2回多文化主義
第3回ポピュリズム
第4回大統領
第5回共和党と民主党
第6回同性愛
第7回中絶
第8回ネオコン
第9回帝国主義
第10回植民地主義
第11回奴隷制
第12回南北戦争
第13回人種問題
第14回公民権運動
第15回おわりに