担当者 | 藤田 敏明教員紹介 | |
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単位・開講先 | 選択必修 2単位 [外国語学科 英語コース(2017年度以降)] | |
科目ナンバリング | SEM-314 |
後期は、世界中の文化に存在する「恋愛悲劇」を対象とする。後期テキストはシェイクスピア『ロミオとジュリエット』。この作品をスタートとして、オペラ、歌舞伎、そギリシア悲劇など、ト
いくつかの文化事象を具体例として取り上げて、そこから異なる文化に普遍的に存在する人間の感性を考察していきたい。
昨比音内容の理解はもちろんだが、ここの作品について単独に「知る」だけではなく、それらを通じて「普遍的な感性」を身につける、「自分が今までに知っている狭い範囲の知識」ではなく、「自分自身、およびじょくくの文化を相対化」できる広範囲な視野を身に着けることを到達目標とする。
毎回、授業の最後で提出する小レポートにおける授業内容理解度が五割、プレゼンテー署員およびレポートを五割とするが、プレゼンテーションとレポートは必須。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 教科書は使用せず、教員の用意するハンドアウトと映像で授業を進行する。授業中で、適宜参考書等は紹介する。 | ||
参考文献 |
欧米および日本の文化について最低限の常識的知識は授業前に身につけておいてほしい。授業開始後は、「自分の知っていたこと」と「授業において新たに分かったこと」の相互チェックによって、自分自身の知性、完成をいかに進化させるかが、学生自身の課題となる。
単に知識を身に着けるのではなく、広い視野に立って自己(自国)を相対化して、文化現象に対して「自分の頭で考え」「自分自身の言葉として表現する」ことが要求される。
回 | 授業内容 |
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第1回 | イントロダクション、授業の全体像、前期レポート返却および講評。「ロミオとジュリエット」第1幕。テキストおよび映像。 |
第2回 | 2,3幕。「ロミオ、ロミオ、どうしてあなたはロミオなのか? バラという名前を他のものに変えても、その香りに変わりはない、だからロミオという名前てて、私を取ってちょうだい」 |
第3回 | 4,5幕。「愛と、私に力を!」 |
第4回 | ミュージカルヴァージョン。『ウエストサイドストーリー』前半 |
第5回 | 後半 |
第6回 | バレエ版 前半 |
第7回 | 後半 |
第8回 | オペラ『トスカ』「恋に生き歌に行き――」 |
第9回 | 後半 |
第10回 | 歌舞伎『曽根崎心中』前半 |
第11回 | 後半 |
第12回 | ギリシア悲劇『アンティゴネ』 |
第13回 | 学生のプレゼンテーション、3--4名 |
第14回 | プレゼンテーション、3--4名 |
第15回 | プレゼンテーション、3--4名 |