担当者 | ||
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単位・開講先 | 選択 2単位 [経済学科] | |
科目ナンバリング | MAN-306 |
本講義はイノベーションの概要について知識と考え方を体系的に学習することを目的としています。冷戦終結後、各国がイノベーション政策の推進に舵を切って以降、イノベーションの制度環境を整備することは重要な政策課題となりました。
秋学期は、科学技術イノベーション政策や知的財産権制度といった政策や制度に関するトピックを中心に学習します。イノベーションに対する適切な政策対応はどのようなものでしょうか。また特許権や著作権といった知的財産権制度は企業のイノベーション活動にどのような影響を与えているのでしょうか。我々の生活に身近な製品の技術や通信の規格はどのように普及していったのでしょうか。授業は基本的には講義形式で進められます。
① イノベーション政策の根拠について理解している
② 知的財産権制度の概要について理解している
③ イノベーション促進に関係する政策ツールを把握している
④ イノベーションとマクロ経済の関係について理解している
⑤ 規制や制度がイノベーションに与える影響について理解している
期末試験の成果が50%で受験は必須です。複数回出題される課題が30%で、残りは講義参加を考慮します(20%)。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 『イノベーション・マネジメント入門』 | 一橋大学イノベーション研究センター(編) | 日本経済新聞社 |
参考文献 | 『コア・テキスト イノベーション・マネジメント』 | 近能善範・高井文子 | 新世社 |
参考文献 | 『イノベーションの普及』 | E. ロジャーズ(三藤利雄訳) | 翔泳社 |
参考文献 | 『知財創出:イノベーションとインセンティブ』 | S. スコッチマー(青木玲子監訳・安藤至大訳) | 日本評論社 |
教科書の該当箇所を事前に一読しておくと理解が促進されます。
本講義ではパワーポイントを使用します。また講義資料を講義の進行に応じて配布します。
講義中の私語は厳禁とします。退場を命じます。
回 | 授業内容 |
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第1回 | オリエンテーション |
第2回 | イノベーションと政策・制度 |
第3回 | 日本におけるイノベーション政策と社会環境 |
第4回 | 科学技術イノベーション政策 |
第5回 | 知的財産権制度とは |
第6回 | 特許制度の概要とイノベーションにおける役割 |
第7回 | イノベーションと規制 |
第8回 | 標準化とイノベーション |
第9回 | 業界標準のマネジメント |
第10回 | 技術開発のマネジメント |
第11回 | 技術ロードマップの活用 |
第12回 | イノベーションと経済成長 |
第13回 | 生産性向上とイノベーション |
第14回 | イノベーションと経済成長政策 |
第15回 | 講義のまとめ |